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小鳥来る日
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞社 |
発売年月日 | 2013/01/31 |
JAN | 9784620321714 |
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小鳥来る日
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商品レビュー
3.6
12件のお客様レビュー
エッセイはぱらぱらと見ただけでは面白いかどうかは分からない。ある程度ページを読み進めないとね。平松洋子さんは当たりかな。たくさんのエッセイを「猫の隊列が通る庭」「靴下を食べる靴」「文庫本、風呂に浸かる」「小鳥来る日」の4章に分けて載せている。最初の章は、動物や植物とのほんわかした...
エッセイはぱらぱらと見ただけでは面白いかどうかは分からない。ある程度ページを読み進めないとね。平松洋子さんは当たりかな。たくさんのエッセイを「猫の隊列が通る庭」「靴下を食べる靴」「文庫本、風呂に浸かる」「小鳥来る日」の4章に分けて載せている。最初の章は、動物や植物とのほんわかした触れ合いが書かれていて心和む。猫がしょっちゅう通る庭いいね。ベトナムの帽子もかぶってみたい。次の章が最高に面白い。街角で出会う愉しい、可愛い人たちへ注ぐ眼差しがとても優しい。老夫婦が喫茶店にやってきて「なににいたしましょう」「おれ、いちごのババロア。あんたのほっぺみたいなピンク色の」すかさず奥さんが「じゃああたしチョコレートケーキ。このおじいさんの顔色みたいの」後の章は著者自身の身辺のこと。弥生時代の遺跡から竹の籠が出土したっていうけど、なんかすごい。
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文字通りの小鳥関係の本ではなかったけれど、小鳥じゃなくて、でもなんとなくちょっと良いなということがたくさん来る日常が良かったです。 たくさん来る、というより、ちょっと良いなに気付けるのが素敵で、楽しそうな生き方だなと思いました。 退屈で何も良いことない〜みたいな日々なんて無いのか...
文字通りの小鳥関係の本ではなかったけれど、小鳥じゃなくて、でもなんとなくちょっと良いなということがたくさん来る日常が良かったです。 たくさん来る、というより、ちょっと良いなに気付けるのが素敵で、楽しそうな生き方だなと思いました。 退屈で何も良いことない〜みたいな日々なんて無いのかもしれません。ワクワクして面白がってたらいつも何かある、たぶん。
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※このレビューにはネタバレを含みます
新聞の日曜版に連載されていたエッセイ。 休日の朝をゆったりした気持ちで迎えさせてくれそうな話が続く。 平松さんが日常生活の中で感じた出来事は、うんそうそう私も…と共感するものが多い。 例えば、素足について「足の裏」って「裏」なんかじゃなくて、身体の全てを背負う堂々たる「表」だという話。 洋服等身につけるものとの宿命のような相性の話。 ミシンが苦手で手縫いが好きという話(私も!)等々。 特に、身体の具合が急に悪くなり病院で検査を受けながら思う「ある生活」と「ない生活」の話は、病気や別れ、死が身近に起こる機会が多くなった私にも居たたまれない。 両者は正反対でありながら表裏一体。 今の「ある生活」は明日の「ない生活」の裏返しに過ぎない。 なくして初めて気付く「ある」ことの有り難さを私もしみじみ思う。 でもまあ、なくなって現れるものもある。 もし穴がぽっかり空いたとしても無理に埋めなくてもいい。 なくなったことを受け容れれば新たな風の通り道がおのずと現れ来る。 平松さんは新たな道標も示してくれる。
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