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寂しい写楽 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2013/02/06 |
JAN | 9784094087970 |
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寂しい写楽
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商品レビュー
3.4
9件のお客様レビュー
未だに謎の多い絵師、東洲斎写楽。 写楽とは何者なのかを期待して読むと、少し期待外れかもしれない。 だが、写楽が生きた時代の、絵師や戯作者などのやり取りを読んでいるだけでも面白い。 葛飾北斎、十返舎一九、山東京伝など、錚々たる顔ぶれが集まっている。
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板元の蔦屋重三郎が起死回生を賭けて企画した、覆面絵師・写楽による役者絵プロジェクト。 それに巻き込まれるのは、山東京伝、葛飾北斎、十返舎一九という、後の世から見ればそうそうたるメンバー。 この3人が悩みや挫折を乗り越えて、それぞれの道を見つけていく様子が丁寧な人物描写で書かれてい...
板元の蔦屋重三郎が起死回生を賭けて企画した、覆面絵師・写楽による役者絵プロジェクト。 それに巻き込まれるのは、山東京伝、葛飾北斎、十返舎一九という、後の世から見ればそうそうたるメンバー。 この3人が悩みや挫折を乗り越えて、それぞれの道を見つけていく様子が丁寧な人物描写で書かれています。 結果的にハネなかった企画のようですが、後世“謎の絵師・写楽”として色々な説が取沙汰されていることを思うと、江戸文化に一石を投じたといえるのかな・・。と思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
節制や質素な生活は良いことである。節目節目に贅をこらすのは良いにしても、なんでもいつでも贅沢に怠惰に金にあかせて無茶な消費をしたり煽ったりするとロクな事がない。バブルとそれが崩壊したときに、日本のあらゆるところであらゆる人がそりゃもう痛感したわけで。 ただ、質素倹約を政治的に強制されると、これまた話が違ってくる。「欲しがりません勝つまでは」と税金から労働から時間からしまいにゃ命までささげて、ボロボロの生活を政治が強いた結果がどうだったか。質素倹約なんてものは、言うてくる場所が高ければ高いほど胡散臭いものだと思っていた方が良い。自分で勝手にやるのが一番良いんだと思う。 この小説は、高い場所から質素倹約が聞こえてくる寛政の改革時代の、浮世絵やら黄本世界を舞台にした歴史小説。宇江佐真理といえば、市井人情物時代小説、と思わせておいて歴史小説である。時代小説と歴史小説って、同じ遺伝子をもった兄弟のような関係だと思う。兄貴と上手く行ったからからといって、弟と上手く行くとは限らない。宇江佐さんにはやっぱり時代小説がいっちぃはまるんだなぁと思った。 登場人物たちの動きが悪い。市井人情物の手法で葛飾北斎や滝川馬琴やらを描く手法は悪くないと思うんだけど、いまいち乗ってこないというかどうにも動きが芳しくない。これが葉室麟あるいは松井今朝子なんかだと、もっと上手く動かすんだろうけど、宇江佐さんの得意な手法が、歴史小説にはまらずギシギシしてる感じが、それこそ本作でいう寂しさを誘う。 それとこれは俺が思い込んでしまったことなんだけど、東洲斎写楽の扱いがかなり軽い。タイトルにだまされてはいけない、重要な役回りにあるとはいえ、写楽は完全な脇役である。
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