冲方丁 公式読本 宝島社文庫

冲方丁【監修】

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2013/01/25
• JAN: 9784800207081

商品レビュー

2021/06/16

天地明察を久しぶりに読めた。一番衝撃的だったのは、著者が被災した時のことを書いたくだり。もう10年前のことなのに冲方丁の言葉で語られると、こんなにもリアルに迫ってくるのかと思わされた。

2017/01/19

冲方丁の小説は、彼自身が作り出した世界に入り込むことができるかどうか。入り込むスピードも大事。それで評価がわかれちゃったりするんです。個人的に。
歴史小説は別です。
「マルドゥック」はすんなりいけて、「ばいばいアース」はちょっとしんどかったです。

この「公式読本」発表時点で読んでないものもたくさん。積読たくさん。
読んでいかないと。

2013/11/19

冲方丁公式の読本（そのまま） 光圀伝までの全作品紹介と、連載開始直後のはなとゆめの話題。自分にとっても、hotな話題も多数。天地明察の元作、「日本改暦事情」は、後作を思い出しながらとても楽しめた。 冲方先生は、「魅力的なキャラクタが際立つ作家」というイメージ。関孝和、林読耕斎、ベルウイング。好きなキャラクタは、時間を経ても実に鮮やか。 そして、衝撃的だった先生の震災体験記。閉塞性にさいなまれる状況は、胸が締め付けられた。 「外は雪。空を見て絶望感に襲われるというのも初めての経験だった」