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越境する日本人家族と教育 「グローバル型能力」育成の葛藤
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2013/01/01 |
JAN | 9784326250837 |
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越境する日本人家族と教育
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アメリカ、カリフォルニアで現地校に通う子どもたちとその母親を対象に行った調査分析。日本人だけで完結し、また日本に帰ることを念頭に置いた閉じたコミュニティとして描かれてきた在外日本人社会について、トランスナショナルな側面の発見、また近年の「グローバル型人材」に対する評価等を踏まえて...
アメリカ、カリフォルニアで現地校に通う子どもたちとその母親を対象に行った調査分析。日本人だけで完結し、また日本に帰ることを念頭に置いた閉じたコミュニティとして描かれてきた在外日本人社会について、トランスナショナルな側面の発見、また近年の「グローバル型人材」に対する評価等を踏まえており、面白かった。 また、アメリカ社会の側も、近年のNCLB (No Child Left Behind)とよばれる教育政策が、学業達成のプレッシャーを学校および個々の教員に対して強めており、その結果、英語力の低いニューカマーである日本人生徒たちが教室内で阻害されたり、母語である日本語の使用を否定的に注意されたり、といったことが起きているという指摘も興味深かった。 他方で、ここで言われている「グローバル型能力」というものが、日本的文脈、また階層的文脈に強い制約を受けていることを強く感じた。(決して普遍的な出来事ではない、という気がする)。
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