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ユダヤ教の誕生 「一神教」成立の謎 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/01/12 |
JAN | 9784062921527 |
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ユダヤ教の誕生
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ユダヤ教の誕生
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旧約聖書は、事実?フィクション? という議論があったりするのだけれど、そんなことは一切気にせず、歴史の事実をトレースした寓話として、そこからユダヤ教がどんな生い立ちを経て来たのかを教えてくれる本。研究者が書いた本だけあって、中途半端なオカルト的なところはない。諸説あるものもニュー...
旧約聖書は、事実?フィクション? という議論があったりするのだけれど、そんなことは一切気にせず、歴史の事実をトレースした寓話として、そこからユダヤ教がどんな生い立ちを経て来たのかを教えてくれる本。研究者が書いた本だけあって、中途半端なオカルト的なところはない。諸説あるものもニュートラルに扱ってくれるから、説得力のある論に思える。進化の過程を事細かに説明するなんて複雑になりそうだが、神の性格を角度を変えて見ていくことで、流れを作って教えてくれる。その成り立ちを考えることなど無かったが、ユダヤ教は最初からユダヤ教ではなかったのだ。原初のユダヤ教を、小さな規模の家畜飼育を生業にした部族が生み出し、エジプトやギリシャ、ペルシャなど古代の歴史との関係で変化、変遷してきたという。ユダヤ教の成立をこのように、ある種明快に説明されればされるほど、その運命的な不思議さを考えてしまう。同時にその魅力も増すのである。
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導く神―放浪の民に与えられた約束 解放する神―エジプト・奴隷生活からの脱出 戦う神―「聖戦」と約束の土地カナンの征服 農耕の神―農業王国としてのイスラエル 審きの神―王国の発展と選民思想の強化 隠れたる神―ユダ王国滅亡の衝撃 唯一なる神―世界の歴史を導く神へ 律法の神―ユダヤ教の...
導く神―放浪の民に与えられた約束 解放する神―エジプト・奴隷生活からの脱出 戦う神―「聖戦」と約束の土地カナンの征服 農耕の神―農業王国としてのイスラエル 審きの神―王国の発展と選民思想の強化 隠れたる神―ユダ王国滅亡の衝撃 唯一なる神―世界の歴史を導く神へ 律法の神―ユダヤ教の成立 著者:荒井章三(1936-、福井市、神学者)
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仏教にせよアブラハム宗教にせよ世界宗教は反権威に始まりどこかで社会の中心となって権威を築きながらも反権威を貫くものなのであろう。先日読んだラブキン氏の『トーラーの名において』でユダヤの本来的な周辺性、流浪性を著者は主張していた。あくまで我々は周辺であり、虐げられてきた者たちであり...
仏教にせよアブラハム宗教にせよ世界宗教は反権威に始まりどこかで社会の中心となって権威を築きながらも反権威を貫くものなのであろう。先日読んだラブキン氏の『トーラーの名において』でユダヤの本来的な周辺性、流浪性を著者は主張していた。あくまで我々は周辺であり、虐げられてきた者たちであり、流浪の民である。本書でも初期ヘブライ人の起源を古代エジプト期のオリエントにおける低社会階層民一般を指す言葉であるハビルに求めている。虐げられた者たちのための思想であることは彼らがイスラエルとして豊かに強大になってからも預言者たちによって受け継がれ、後にキリスト教やイスラームに繋がっていった。
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