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アフガン侵攻1979-89 ソ連の軍事介入と撤退
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2013/01/30 |
JAN | 9784560082669 |
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アフガン侵攻1979-89
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アフガン侵攻1979-89
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商品レビュー
4.4
11件のお客様レビュー
1979年に始まったソ連のアフガン侵攻。 泥沼化したこの戦争はソ連崩壊の要因となった出来事として知られていますが、この本ではそんなアフガン侵攻の経緯をかなり詳しく知れる作品となっています。 現在ロシアによるウクライナ侵攻が続いていますが、かつてのアフガン侵攻のことを学ぶことは...
1979年に始まったソ連のアフガン侵攻。 泥沼化したこの戦争はソ連崩壊の要因となった出来事として知られていますが、この本ではそんなアフガン侵攻の経緯をかなり詳しく知れる作品となっています。 現在ロシアによるウクライナ侵攻が続いていますが、かつてのアフガン侵攻のことを学ぶことは大きな示唆を与えてくれるのではないでしょうか。ぜひぜひおすすめしたい作品です。
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ソ連によるアフガニスタン侵攻の10年が詳細に書かれている。ここまで網羅されている内容を日本語で読めるなんて幸せである。 内容がかなり詳細なので、この本だけでソ連進攻を理解するのは難しいので、岩波新書のアフガニスタン現代史などで背景知識をつけてから読むことをオススメします。 三部立...
ソ連によるアフガニスタン侵攻の10年が詳細に書かれている。ここまで網羅されている内容を日本語で読めるなんて幸せである。 内容がかなり詳細なので、この本だけでソ連進攻を理解するのは難しいので、岩波新書のアフガニスタン現代史などで背景知識をつけてから読むことをオススメします。 三部立てで、歴史の流れ、市民の生活など書かれているので多方面からの視点でみることができます。 しかし、この進攻がソ連崩壊へと繋がっていったのかと思うとこの時代を生きていた者としては感慨深い。
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旧ソ連のアフガン侵攻を膨大な史実をベースに再現したドキュメント。 1970年代の首都カブールはミニスカートの女子大生が闊歩する開放的な街だった。ソ連が侵攻したのは、新たに樹立された共産党政権が改革を強行し、内戦が勃発したからだった(ソ連軍が最初にやったことは「共産政権」の大統領...
旧ソ連のアフガン侵攻を膨大な史実をベースに再現したドキュメント。 1970年代の首都カブールはミニスカートの女子大生が闊歩する開放的な街だった。ソ連が侵攻したのは、新たに樹立された共産党政権が改革を強行し、内戦が勃発したからだった(ソ連軍が最初にやったことは「共産政権」の大統領を殺害することだった)。が、一方で、地方部族をもっとも激怒させた「改革」とは、「女子義務教育を地方にも広げる」ことだった。単純な善悪目線でこの国の歴史を振り返ることの危険に気づかされる。 ソ連は早期の撤退を模索し続ける。しかし、ゲリラ戦で補給を分断され、したくてもできない。国内には徹底的に情報統制を敷き、ソ連軍が外国で戦闘していることを認めない。戦死したソ連兵の遺体は、栄誉礼に迎えられることもなく極秘に故郷の村に返された。このことは遺族の憤激を招いた。 国際世論は「ソ連軍の非人道行為」を猛烈に批判した。しかし、同じくらい西側諸国による戦略的プロパガンダも行われていた。ソ連軍の非道の象徴として国連の報告書にも記載された「こどものおもちゃに見せかけた爆弾」を巡る真相は興味深い。 個人的に一番胸に迫ったのは、その多くもまた貧しい農村出身であったソ連兵の述懐。「…自分の置かれている状況がとりわけ耐え難くなっているときには、何もかもアフガン人のせいだと思えることもあった。…だが、不毛の土地を耕す人々の姿を目にすると、再び同情の念がこみあげてきた。」(P.225)。 総じて、ソ連・イスラム勢力、それぞれの立場に十分に配慮がなされ、勝者である西側の目線で断罪するような態度は一切慎んでいたことが印象深い。全体を貫く「フェアネス」が、本書の価値の根幹であったように思う。
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