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吉田神道の四百年 神と葵の近世史 講談社選書メチエ542
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/01/12 |
JAN | 9784062585453 |
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吉田神道の四百年
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商品レビュー
3.3
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講談社選書メチエ 井上智勝 「 吉田神道の四百年 」 副題 「 神と葵の近世史 」が示す通り、江戸時代の吉田神道と国家権力の関係を主題とした本。とても読みやすい この本の論調は、とてもマイルドで こういう世界もあるのだなーという程度なのだが、読み方によっては、危うさを感じ...
講談社選書メチエ 井上智勝 「 吉田神道の四百年 」 副題 「 神と葵の近世史 」が示す通り、江戸時代の吉田神道と国家権力の関係を主題とした本。とても読みやすい この本の論調は、とてもマイルドで こういう世界もあるのだなーという程度なのだが、読み方によっては、危うさを感じる部分がある 危うさを感じる点 *吉田神社が、藤原氏の春日大社の分社であり、伊勢神宮の権威に対抗し、凌ぐ存在である点(さらに あまり知られていない影の存在である点) *天皇が 吉田家を使って、神道を 聖域として 守り続けた結果、神国思想という自国優越意識を基盤とする神道や神社が 日本全国に広まっている点 *大政奉還により 儒教中心の武家国家から 天皇による国家神道が復興した点 *吉田神道の最初の取り組みが、神社のパワースポット化であり、現代において適応している点
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井上智勝『吉田神道の四百年 神と葵の近世史』講談社、読了。日本神道史の時代を画す吉田神道。その隆盛衰退を丁寧に概観する一冊。 「神使い」として権力と親和し権勢をふるい、諸社禰宜神主法度(1665年年)において吉田家は全国の神職の任免権を持つに至る。しかし しかし、江戸時代に発...
井上智勝『吉田神道の四百年 神と葵の近世史』講談社、読了。日本神道史の時代を画す吉田神道。その隆盛衰退を丁寧に概観する一冊。 「神使い」として権力と親和し権勢をふるい、諸社禰宜神主法度(1665年年)において吉田家は全国の神職の任免権を持つに至る。しかし しかし、江戸時代に発達する考証学は、その地位を引きずりおろす。かつて、け落とされた抵抗勢力は、吉田言えに寄らない仕組みを作り出し、それが幕末の復古主義へと親和していく。その栄枯盛衰こそ、近代日本国家の礎となったとすれば、吉田神道の紆余曲折が時代精神を形成したといっても過言ではない。 近世日本の神道の展開を非常に分かりやすく概観する一冊で入門書として優れた作品である。
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我が国の歴史を考えるうえで、室町時代からさかのぼって「吉田神道」の実体を中心とした、「神道の偏移」を知ることで我が国の思想的根幹の一片を理解することにもつながると感じた。
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