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小さな建築 岩波新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2013/01/24 |
| JAN | 9784004314103 |

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商品レビュー
3.8
27件のお客様レビュー
読んでいて建築のちょっとした歴史も分かって、隈研吾の作品の意図する所も分かって、面白いのだけれど、結局彼の作品はオリジナルよりも全てが何かの本家取りに寄って構成されることが分かり、芸術とは100%新しいものは無いのは分かるのだけれど、そればかりじゃ無いよと思ってしまう。捻り方が少...
読んでいて建築のちょっとした歴史も分かって、隈研吾の作品の意図する所も分かって、面白いのだけれど、結局彼の作品はオリジナルよりも全てが何かの本家取りに寄って構成されることが分かり、芸術とは100%新しいものは無いのは分かるのだけれど、そればかりじゃ無いよと思ってしまう。捻り方が少な過ぎて、素材を変えるだけとか、大きさを変えるだけとか、全てがアイデアレベル、建築とは言えないものばかり。
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めっちゃおもしろい 建築論への第一歩としてよんだけど実際のところエコクリティシズムとかポストヒューマニズムな側面がかなり含まれてるとおもう 震災以降の都市空間のありかた、モダニズム建築の大きくて堅くて強い自然を凌駕するありかたへの疑念から始まる本 生命が循環し液体が流れ続けるよう...
めっちゃおもしろい 建築論への第一歩としてよんだけど実際のところエコクリティシズムとかポストヒューマニズムな側面がかなり含まれてるとおもう 震災以降の都市空間のありかた、モダニズム建築の大きくて堅くて強い自然を凌駕するありかたへの疑念から始まる本 生命が循環し液体が流れ続けるような流動的な建築、生物が自立し自分の力で歩いて食べて呼吸し排泄するように常に新陳代謝を行っているような建築 p.79「環境に依存する弱さこそが生物の本質ではないか」読んでうんうん頷いたしあらゆる今の理論の根底にある考え方だよなー私たちの本質的な弱さと向き合わなければならない時代が来ている確実に、武装して虚勢張ってる場合じゃないマジで そして隈研吾ほんとうに文章がうまい、引き込まれる文をかくね。「重たく暗いコンクリートのハコに光の粒子をふりかける」なんて、、、これ読んだ後銀座歩いたらほんま見方変わると思う
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東日本大震災を機に、建築の在り方を再考した隈さんがたどり着いたのが「小さな建築」。 単にサイズが小さい建築ということではない。 人間と世界のつながりを絶たず、衣服のように人を包み込むような建築。 鉄筋コンクリートやガラスを素材とし、電気、ガスや水道などのインフラという大きな構造に...
東日本大震災を機に、建築の在り方を再考した隈さんがたどり着いたのが「小さな建築」。 単にサイズが小さい建築ということではない。 人間と世界のつながりを絶たず、衣服のように人を包み込むような建築。 鉄筋コンクリートやガラスを素材とし、電気、ガスや水道などのインフラという大きな構造に依存しないと成り立たない、近代建築へのアンチテーゼである。 もちろん、近代建築は、人間と災害との闘いの中で考えられてきたものであることは、冒頭にしっかり確認されている。 3・11は建築家に対して、その建築の歴史をも否定するほどのインパクトをもったということだ。 水を入れたポリタンクのブロックを積んで作る家。 紙製のハニカム構造の両側を、ガラス繊維強化プラスチックでくるんだ壁面で構成された「ペーパースネーク」。 傘の骨と防水性のある布を組み立てて作る、携帯できる家、「カサ・アンブレラ」(これは日本人にしかわからないダジャレだ)。 フランクフルト工芸美術館から依頼された茶室は、なんと木や土のような自然素材を使うなとの注文がつく。 そこで、膜に空気をいれたものを構造としたピーナッツの殻のような茶室が出来上がる。 こうした隈さんの「小さな建築」への挑戦が紹介されていく。 こうした作品の一つ一つを追っていくことも、本書を読む楽しみではあるのだが、もう一つはこの本は建築批評であり、建築史という思想の本という側面もある。 自分に刺さったのは、エンゲルスを援用した住宅を私有することへの批判の部分だった。 労働者が住宅を私有しても、家は老朽化してやがてゴミになり、資本を生むことはない。 重い借金を抱え、土地に縛り付けられるだけだ、というのだ。 では、人間はどこに、どのように住むべきか。 残念ながら、まだ「小さな建築」が普及していない。 政府が「小さな建築」、小さな住宅を奨励したり、あるいは住宅を買わずに住み続けられる政策にシフトするとも思えない。 これは、きっとこれからも問い続けられる問題なのだ。
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