エゴン・シーレ ウィーン世紀末を駆け抜けた鬼才

水沢勉【編著】

• 販売会社／発売会社: 六耀社
• 発売年月日: 2012/12/22
• JAN: 9784897377193

商品レビュー

2016/10/14

愛を、エロスを、美に結集した画家エゴン・シーレ。生涯の足跡と作品の軌跡を網羅した、待望のビジュアルブック。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています

2013/03/22

エゴン•シーレはトゥールーズ＝ロートレック、グスタフ•クリムトと並んで好きな画家です

シーレはかつて師であった同時代の巨匠クリムトの作風に影響を受けながらも次第に独自の世界を作り上げていく。作品に絢爛豪華、優雅、官能的といった印象を受けるクリムトとは全く異なり至極シンプルに人間の身体そのものを独特の筆遣いで表している。
性的行為や死をテーマに描いたものが目立つため、少々過激で異端な画家とされていたようである。
現代でもシーレといえば「エロ」「グロ」といったイメージがついてしまっているようであるが私は正直に言ってシーレの描く女性の自慰行為や下半身を露出した男性を見てもあまり性的なものを感じることはない。エロティックさよりも先に感じるのはストレートな「人間の性」である。

本書ではシーレの生涯に沿って数多くの作品が挙げられている。