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歴史が面白くなる 東大のディープな日本史(2)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中経出版 |
発売年月日 | 2012/12/27 |
JAN | 9784806145790 |
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
東大のディープな日本史2。前作同様、相澤理が東大の入試問題を解きまくる。前作は政治や外交など、歴史の王道を行く問題ばかりだったが、もっと遊び心のあるディープな問題はないのかという読者の声に対して呼応する形で変則サイドスローから繰り出される高速スライダーのような問題が多く取り上げて...
東大のディープな日本史2。前作同様、相澤理が東大の入試問題を解きまくる。前作は政治や外交など、歴史の王道を行く問題ばかりだったが、もっと遊び心のあるディープな問題はないのかという読者の声に対して呼応する形で変則サイドスローから繰り出される高速スライダーのような問題が多く取り上げてある。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou29802.html
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今年の1月に読んだ『東大のディープな日本史』の第二弾。前作と同じく、期待を裏切らない面白い内容だった。なので感想も同じ。 「はじめに」で前作の反響を受けて、「著者の考えとは若干ズレるところ」(p.4)が紹介され、説明されている。その3つ目、「東大の日本史は論理的思考力が試され...
今年の1月に読んだ『東大のディープな日本史』の第二弾。前作と同じく、期待を裏切らない面白い内容だった。なので感想も同じ。 「はじめに」で前作の反響を受けて、「著者の考えとは若干ズレるところ」(p.4)が紹介され、説明されている。その3つ目、「東大の日本史は論理的思考力が試される」という感想に対して、「東大入試の本質は<暗記>である(ほかの科目も含めて)というのが、予備校講師としての結論です。」(pp.6-7)と、断言している。そのすぐ後で、「『考える前に覚えろよ』という当然のことを、東大の先生方もお考えなのだと入試問題から感じます。それから<論理的思考力>などという意味不明の代物を、東大の先生方が問おうとされているとは思えません。」(p.7)という部分に、納得した。覚えてない人ほど、適当にありあわせの知識で考え出す、という傾向があるような気がする。出来ない人ほどやらないで喋る、というのと似ているような感じがある。 どの時代の話も面白かったが、特に近代の話で、「寄生地主制と財閥に象徴される戦前の日本経済の後進性が、あの戦争へと突き進む軍国主義の温床になった」(p.212)と、教科書に書いてあっても、一体それがどういうことか、ということが「高額の小作料をせしめられているがゆえに、低賃金で働かされているがゆえに、購買力がない、つまり、国内市場が育たなかった」(p.218)、だから「国内でモノが売れないのならば、海外に市場を求め」(同)ようとして、「軍事力で市場を確保する」(pp.218-9)方向へと突き進んだ、という部分が、納得した。あとは丸山真男の憲法に関する話を受けて、「改憲論者も護憲論者も、日本国憲法が<民主的>であるとしたまま志向が停止していて、<民主的>にするのは運用であるということをごっそり見失っている点では共犯的」(p.247)というのも、納得してしまった。さっきの「論理的思考力」といい、何かそれっぽいものを前にして「思考が停止」というのは、よくあることだと思う。というおれも、意識的無意識的に思考を停止させることがあるだろうから、よくよく気を付けようと思った。 この著者による第3弾や、『ディープな戦後史』というのもあるみたいなので、そっちもぜひ、読んでみたい。(18/10/12)
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歴史の理由を解説している。筆者個人の考え方も入っているが、考え方を学べるという点で勉強になる。 歴史のテストには要所要所の事実の記憶が必須で、それらをいかに論理的に組み立てられるかが後から歴史を見る人には求められると思った。
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