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不常識の経営が日本を救う
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不常識の経営が日本を救う

伊丹敬之, 東京理科大学MOT研究会【編著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2012/12/27
JAN 9784532318628

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商品レビュー

3.7

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2015/12/29

あくまでもベースを技術に置いた経営で不常識を目指すべき 意地のマネジメントとは、技術者特有の意地をただのこだわりで終わらせるのではなく、企業の戦略資源としてうまく活用できるようにマネージャーが様々な気配りをすること 何が製品の競争優位の源泉となりうるのかを評価、判断するのはあくま...

あくまでもベースを技術に置いた経営で不常識を目指すべき 意地のマネジメントとは、技術者特有の意地をただのこだわりで終わらせるのではなく、企業の戦略資源としてうまく活用できるようにマネージャーが様々な気配りをすること 何が製品の競争優位の源泉となりうるのかを評価、判断するのはあくまでその製品市場にいる顧客 全社的な納得を得るには、 1.健全に見える今のコア技術に対する危機感を醸成する 2.次のコア技術となりうる種の確からしさを準備する

Posted by ブクログ

2012/12/31

本書は、東京理科大学の専門職大学院であるイノベーション研究科技術経営専攻(MOT)に在籍しながら、企業の現場で働く社会人大学院生が主な執筆者となり、それぞれが現場で感じている悩みや疑問などを取り上げ、あるべき姿へ向けた施策を提言するスタイルを取っている。 本書には、機器メーカー...

本書は、東京理科大学の専門職大学院であるイノベーション研究科技術経営専攻(MOT)に在籍しながら、企業の現場で働く社会人大学院生が主な執筆者となり、それぞれが現場で感じている悩みや疑問などを取り上げ、あるべき姿へ向けた施策を提言するスタイルを取っている。 本書には、機器メーカー、ITサービス、電機メーカー、技術系商社など多様な業界が登場するが、平易な言葉でコンパクトに業界の現状が整理されているので、異業界の人間が読んでも壁は感じないと思う。 編著の伊丹敬之先生は、事業成長やイノベーションを阻害する事象に対する施策提言を、常識の横に真実を見る、常識のウソを逆手に利用するという観点に立って編集されており、そうした視点に立って読んでみると興味深い。第2章では、ITアウトソーシング分野においては、多くのサービス業の模範例、常識となっているディズニーランドのホスピタリティを目指すことが、却って機能不全を起こすことが書かれており、サービス業をひと括りにして考えてしまう発想の怖さが印象深かった。第7章では、組み込みソフトウェア業界が取り上げられており、ソフトウェアマネジメントにおける構造的課題、開発職能と非開発職能のコンフリクト、開発領域に巣食う根深い課題が書かれており、自分が身を置く業界とはジャンルは異なるものの共通の課題を感じた。 伊丹先生の総論は、今の現場、企業へ向けた叱咤である。「大きな絵が描けない」「中くらいの決断もできなお」「小さな遅れが頻発する」…。自分の身に置き換えてもその通りである。このままではいけないと思いつつ日々の業務に流されている。ゆでガエルから脱するためには、常識を外れて見えるが、よく考えれば案外意味のあることをおおらかに実行する「不常識を非真面目にやる」ことと、不真面目を実現するために、必要な技術習得・蓄積が必要だと痛烈に感じた。

Posted by ブクログ

2012/12/24

昨年の「いまこそ出番日本型技術経営」と同じく、東京理科大学MOT研究会の論文集。各章ごとに執筆者が異なる独立した論文なので、それぞれ文体やテーマは様々。気になる章(論文)を順不同で読める。 前半(第一部)は「不常識をあえて目指す」ということで、それぞれ「不常識」にこだわった論文と...

昨年の「いまこそ出番日本型技術経営」と同じく、東京理科大学MOT研究会の論文集。各章ごとに執筆者が異なる独立した論文なので、それぞれ文体やテーマは様々。気になる章(論文)を順不同で読める。 前半(第一部)は「不常識をあえて目指す」ということで、それぞれ「不常識」にこだわった論文となっている。「不常識」にこだわり過ぎて分かりにくくなってしまった部分もあるように思う。実際にはそれほど「不常識」ではなく、真面目な意見が多いと感じた。ただし「不常識」の看板を掲げているために、企業活動の現場で、日常的に感じている矛盾を正面から取り上げることができたという面もあるかもしれない。 後半(第二部)はあまり「不常識」にとらわれないで、自由な論調なので、分かりやすくなっている。特に私にとっては、第7章「コア事業・コア技術からジャンプする秘訣」、第9章「ダブルブランドの相互作業で地域活性化」が参考になった。

Posted by ブクログ

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