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近現代における茶の湯家元の研究
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 慧文社 |
発売年月日 | 2012/12/01 |
JAN | 9784863300590 |
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近現代における茶の湯家元の研究
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博士論文をベースにした本で、自分が今フルタイムの前期課程にいるからわかるのだが、逆にフルタイムの公務員をやりつつこれだけの研究を5年間でやり切ったのだから凄いと思う。 茶の湯の家元制度は近世中期に完全相伝制から不完全相伝制へ移行したという西山説を紹介しつつ、それだけでは近現代の家...
博士論文をベースにした本で、自分が今フルタイムの前期課程にいるからわかるのだが、逆にフルタイムの公務員をやりつつこれだけの研究を5年間でやり切ったのだから凄いと思う。 茶の湯の家元制度は近世中期に完全相伝制から不完全相伝制へ移行したという西山説を紹介しつつ、それだけでは近現代の家元を説明できないとし、一章で家元のあり方の変遷として天皇との距離で検討、二章で貴紳の茶の湯、一般に近代数寄者の茶の湯と言われている茶の湯の中に家元たちがどう存在していたかについて、三章では流派統合についてで、茶の湯から離れていた流祖の後裔が茶の湯の世界に復帰していく過程で、技芸の伝承より流祖の家系が重要視されたこと、四章で裏千家が国際化し茶の湯のイメージ改善をはかり、高度経済成長期を目前に家元の飛躍期が準備されたこと、五章では利休血脈論争についてで、現代家元システムの巨大な組織体を統制する必要上、何らかのさらなる権威が求められたのが血脈だったということ。 組織としての茶道史を学べたし、改めて家元が何かというのを学術的、客観的に考えるきっかけとなった。
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