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いのちのヴァイオリン 森からの贈り物 ポプラ社ノンフィクション13
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2012/12/10 |
JAN | 9784591131893 |
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いのちのヴァイオリン
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「わたしは森にいたころ木陰で人間を癒し、ヴァイオリンになってからは音で人を癒す」 ヴァイオリンにギリシア語で記されていた言葉だそうです。 ヴァイオリンのお医者さん中澤宗幸さんの語る“愛”あふれる人生。 「森の中には美しい音とリズムが満ちあふれています。ヴァイオリンはそんないのちの森で生まれた楽器なのです。」 宗幸さんに深く影響を与えたお父さんとの思い出。 世界の不思議と喜び、生命の美しさに気付かせてくれた。 手作りのヴァイオリンで家族で歌う夕べ。 無一文の大家族を養うためにお父さんと宗幸さんで作った大水車。 ヴァイオリンを子どもの頃から自作し、ヴァイオリンが人生を導いてくれた。 壊れたヴァイオリンを務め先に持ち込んだイギリス人のお客さん。 海を単身渡り、ロンドンで出会ったストラディヴァリウスが人をつないでいく。 工房での修行と初恋の人と別れ。 ヴァイオリンとは 人間の声に一番近い楽器 擦弦楽器 弓は白い馬の尻尾 「馬の尻尾で羊の腸をこする楽器」 弦の振動が「駒」という4本の弦を支える薄い板に伝わる→表板に振動→「魂柱」を震わせる→裏板に伝わる→ヴァイオリン内部で大きくなった振動がf字孔などから外へあふれ出す 裏板と表板はそれぞれ違う材木 オールドヴァイオリン ストラディヴァリウス→17世紀の名匠、約二千台のヴァイオリンを制作した サン=テクジュベリもファイアーバードという愛称を持つストラディヴァリウスを所持していた 1台1台姿もクセも音色も違う生きている楽器 ニスに秘密? ヴァイオリンは古いものの方が優れている 最初から改良の余地がないほど形が完成されていた 「古いもの」は無駄なものではない ヴァイオリンドクターのお仕事 森林への思い 東日本大震災 流木からヴァイオリンを制作する 〇楽器を扱う人の文章はやはり音楽のように美しい。 〇ヴァイオリンだけでなく、道具や風景の写真、どれにも愛やぬくもりを感じる。 〇音楽を聴きたくなった 〇ストラディヴァリの物語を読みたい 〇身のまわりのいろんなものを大切にしていきたいと自然に。 〇白い馬の毛と聞いて、スーホの白い馬を思い出した。「白」には意味があったのだな
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満月のころは引力の力によって樹液があがってきますから、木を切るなら、「新月のころ」がいいという言い伝えを初めて聞きました。 自然との対話を通して、自然の恵みを正しく上手に分けてもらう必要があることがわかりました。 音楽を楽しむことができるのも、森が空気を作ってくれたおかげだと...
満月のころは引力の力によって樹液があがってきますから、木を切るなら、「新月のころ」がいいという言い伝えを初めて聞きました。 自然との対話を通して、自然の恵みを正しく上手に分けてもらう必要があることがわかりました。 音楽を楽しむことができるのも、森が空気を作ってくれたおかげだと気付かされました。 震災を契機として、改めて自然と人間の対話を大切にし、両者の命を大切にしながら、持続可能な生活を営んでいきたいです。
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たまたま図書館で見つけた。自身が下手なヴァイオリン奏者とあって読んだ。字が大きく読みやすく大人が、しかも還暦を過ぎた大人向けではないと思うけれど、ヴァイオリンの構造や制作過程に於ける著述には大いにそそられた。結果、大人も子供も関係ない。そして大事なことは音楽することは地球も大事...
たまたま図書館で見つけた。自身が下手なヴァイオリン奏者とあって読んだ。字が大きく読みやすく大人が、しかも還暦を過ぎた大人向けではないと思うけれど、ヴァイオリンの構造や制作過程に於ける著述には大いにそそられた。結果、大人も子供も関係ない。そして大事なことは音楽することは地球も大事にすること。いい音楽家はそんなことも真剣に考えなくてはならない。いや、音楽するしないに関係なくだ。 読後、空地の片隅に転がる一本の朽ちかけた木にもいとおしさを感じるようになった。木と対話し、自分と対話し、自分自身を知る勇気を持ちたい。
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