1,800円以上の注文で送料無料

ドイツ観念論とは何か カント、フィヒテ、ヘルダーリンを中心として ちくま学芸文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

ドイツ観念論とは何か カント、フィヒテ、ヘルダーリンを中心として ちくま学芸文庫

久保陽一【著】

追加する に追加する

ドイツ観念論とは何か カント、フィヒテ、ヘルダーリンを中心として ちくま学芸文庫

定価 ¥1,540

1,430 定価より110円(7%)おトク

獲得ポイント13P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2012/12/12
JAN 9784480094933

ドイツ観念論とは何か

¥1,430

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/02/16

わかっていたつもりのことが、余計にわからなくなった その意味で、優れた入門書なのだと思う 当たり前だけれども、彼らの思考をそんなに簡単に理解できるはずなどなく、それは豊穣で複雑で時に矛盾点を孕むものだということを改めて。 特にカントについての記述が優れていて、それに比すると後半...

わかっていたつもりのことが、余計にわからなくなった その意味で、優れた入門書なのだと思う 当たり前だけれども、彼らの思考をそんなに簡単に理解できるはずなどなく、それは豊穣で複雑で時に矛盾点を孕むものだということを改めて。 特にカントについての記述が優れていて、それに比すると後半は微妙な気もする。ただ僕の勉強不足ゆえかもしれないが。

Posted by ブクログ

2014/03/06

「ドイツ観念論」という一大哲学潮流を、個々の思想家の論理を最大限再構成することによって、統一的に理解しようとする研究。出発点はカントであり、カントの批判哲学は、実際には新たな意味を持った「存在論」――「科学的実在論」と「関係の存在論」――であるとされる。またその一方で、カントは『...

「ドイツ観念論」という一大哲学潮流を、個々の思想家の論理を最大限再構成することによって、統一的に理解しようとする研究。出発点はカントであり、カントの批判哲学は、実際には新たな意味を持った「存在論」――「科学的実在論」と「関係の存在論」――であるとされる。またその一方で、カントは『判断力批判』で自然と人間の関係を哲学的問題として前景化させた。このようなカント哲学の根本的特徴が、下の世代によって批判的に継承されていくというのが本研究での見立てである。その際重視されるのは、フィヒテとヘルダーリンである。フィヒテはカントの存在論をいっそう「力動的」なものに再構成し、ヘルダーリンはカント哲学にはなかった「感情」の要素を存在論的問題として扱うことによって、カント哲学の乗り越えを図ったとされる。その他にも、ヤコービ、ラインホルト、シェリング、ヘルダー、シラーといった哲学者たちが取り上げられ、彼らなりのカント哲学との対決過程が描き出される。そして最後に、初期ヘーゲルにおける哲学体系の形成が取り上げられ、シェリングとフィヒテの総合にとどまらない、カント以降の様々な要素を包括的に体系化しようとする試みであったことが明らかにされる。もちろん各哲学者ごとに様々な「体系」を有しており、ここでは扱われなかった要素も多くあるかもしれないが、「ドイツ観念論」という思想潮流を一望しようとするのであれば、まずこの著作を読んでおいて損はないだろう。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品