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喪失 ハヤカワ・ミステリ1866
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2012/12/08 |
JAN | 9784150018665 |
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商品レビュー
3.4
26件のお客様レビュー
イギリスの作家「モー・ヘイダー」の長篇ミステリ作品『喪失(原題:Gone)』を読みました。 ここのところ、イギリスの作家の作品が続いていますね。 -----story------------- 【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞受賞! 】 当初は単純な窃盗と...
イギリスの作家「モー・ヘイダー」の長篇ミステリ作品『喪失(原題:Gone)』を読みました。 ここのところ、イギリスの作家の作品が続いていますね。 -----story------------- 【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞受賞! 】 当初は単純な窃盗と思われたカージャック事件。 だが強奪された車の後部座席に乗っていたはずの少女はいっこうに発見されない。 捜査の指揮を執る「キャフェリー警部」の胸中に不安の雲が湧きだしたとき、今回とよく似た手口の事件が過去にも発生していたことが判明した。 犯人の狙いは車ではなく、少女だったのか! 事件の様相は一変し、捜査に総力が注がれる。 だが姿なき犯人は、焦燥にかられる警察に、そして被害者の家族に、次々と卑劣きわまる挑発を……屈指の実力派が、MWA賞最優秀長篇賞の栄誉を射止めた力作。 ----------------------- 2010年(平成22年)に発表された「ジャック・キャフェリー警部」シリーズの第5作… 「キャフェリー警部」は、シリーズ開始当初、ロンドン警視庁・圏内重要犯罪捜査隊に所属していましたが、シリーズは第2作で打ち切られ、数年の時を経て「ウォーキングマン」という脇役を伴い、ブリストル市のエイボン・アンド・サマセット警察・重大犯罪捜査隊に異動させて再開したシリーズです、、、 小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。 11月の下旬のある日、スーパーマーケットの駐車場で、買い物を終えた女性「ローズ・ブラッドリー」がサンタクロースのゴムマスクをつけた男に車を奪われるという事件が発生した… 車に娘の「マーサ」が乗っていたとの連絡を受け、重大犯罪捜査隊が捜査に乗り出す、、、 その指揮を任された「ジャック・キャフェリー警部」は、当初、誘拐目的ではなく単なる車両窃盗事件だ、娘はすぐに返されるはずだ、と安易に考えていた… だが、以前、一緒に仕事をしたことのある潜水捜査隊の「フリー・マーリー巡査部長」からの指摘により、未遂に終わったものの過去に同様の事件が2件あったことを知る。 念のため2件の被害者たちに話を聞いた「キャフェリー警部」は、犯人の目的が車ではなく、社内の少女かもしれないと考えるようになる… やがて犯人から、それを裏付けるような内容の手紙が届く、、、 だが、懸命の捜査を進める「キャフェリー警部」をあざ笑うかのように、犯人は常に一歩先んじて警察の裏をかきつづけるのだ… やがて有力な容疑者が浮上するが……。 2012年(平成24年)のエドガー賞受賞作で、同じく候補だった「東野圭吾」の『容疑者Xの献身』よりも評価された作品だということで期待が大きかったのですが… 良くできたミステリだとは思いましたが、それほどかなぁ… というのが率直な印象、、、 とはいえ、序盤はやや冗長な印象があるものの、真相が徐々に明らかになっていく中盤以降は読者をグイグイと引っ張っていく展開で愉しめました。 気になったのは「フリー・マーリー巡査部長」に感情移入し難いと感じた部分かな… 前作までを読んでいると印象が違ったのかもしれませんけどね、、、 「プロディ」の言動は、序盤からちょっと怪しいと感じていましたけどね… 及第点の面白さでしたね。 以下、主な登場人物です。 「ジャック・キャフリー」 重大犯罪捜査隊の警部 「パルッツィ(ロラパルーザ)」 重大犯罪捜査隊の部長刑事 「ターナー」 重大犯罪捜査隊の部長刑事 「プロディ」 重大犯罪捜査隊の刑事 「フリー・マーリー」 潜水捜索隊隊長の巡査部長 「ウェラード」 潜水捜索隊隊長の副隊長 「トム」 フリーの弟 「ジョナサン・ブラッドリー」 教区牧師 「ローズ」 ジョナサンの妻 「フィリッパ」 ジョナサンの長女 「マーサ」 ジョナサンの次女 「ダミエン・グレアム」 セールスマン 「ローナ」 ダミエンの妻 「アリーシャ」 ダミエンの長女 「ニール・ブラント」 市民相談局員 「シモーン」 ニールの妻 「クレオ」 ニールの長女 「コーリー・コステロ」 マーケティング・コンサルタント 「ジャニス」 コーリーの妻 「エミリー」 コーリーの長女 「ニック・ホリス」 家族連絡担当官、刑事 「ミスティ・キットスン」 行方不明の女性 「ウォーキングマン」 ホームレス
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2012年度アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)受賞作。 2012年度MWA賞は東野圭吾「容疑者Xの献身」がノミネートされ日本でも話題なったのですが最優秀長編賞を受賞したのは本作「GONE」(邦題:喪失)です。 著者は1962年生まれのイギリス人で15歳の時に学校を辞めて...
2012年度アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)受賞作。 2012年度MWA賞は東野圭吾「容疑者Xの献身」がノミネートされ日本でも話題なったのですが最優秀長編賞を受賞したのは本作「GONE」(邦題:喪失)です。 著者は1962年生まれのイギリス人で15歳の時に学校を辞めてアルバイト生活を転々とし東京でもホステスとして働いた経験もありアメリカに渡ってからは大学で修士号を取得している多彩な人生を歩んでいる女性です。 作品はロンドンから西へ200キロ程の小さな街のスーパーの駐車場で幼い女児を乗せたままの車がサンタクロース覆面の男にジャックされる事件が発生し当初は金品目的の盗難で子供はどこかで返されるとの憶測で捜索が進むが次々と同一手口の犯行が行われ被害者の女児が2人が帰ってこない上に3件目は途中で犯人が逃げ切れず車ごと放棄して逃亡した。 重要犯罪捜査隊は何度もの包囲網をかいくぐる手口から警察内部情報に詳しい人間と犯人を特定し追い詰めて行くが第一容疑者は自殺を図り手が掛かりが消えてしまう。 次々に発生する事件と被害者家族の悲壮な気持ちや行方不明の女児の安否、更に重要犯罪捜査隊の必死の捜査活動はミステリーの醍醐味を十分に味わせてくれますが、、、 行動派の女性警官の殺人遺棄容疑やウォーキングマンと呼ばれる主人公に予言的な助言をする浮浪者の存在や更には簡単に第一容疑者が亡くなり真犯人があっという間にあぶり出される展開はちょっとガッガりでした。
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まあまあ良かったが、トンネル?竪穴?の描写がもう一つ分からん。そのせいでフリーのシーンがやたら長く感じた。
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