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悪名一代記 伴大納言物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 叢文社 |
発売年月日 | 2012/12/10 |
JAN | 9784794706843 |
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悪名一代記
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悪名一代記
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商品レビュー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白い、平安貴族伴大納言の一代記で、人物設定が面白いが史実通リ、エピソードが面白いが史実通り・・・作家の見せ場はそこから先!一代記と銘打つほど一貫して上昇思考で、やや悪党の行動を辻褄合せるのは練達の業だと思う 意外だったのは、権勢盛んになった時に国のシステムが崩壊という時代を自分が立て直すつもりと言う「別のスイッチ」が入るが、這い上がるために能力を磨いてきた善男ならできたかもしれない 彼の人生で一番才能を見せつけたのは、訴訟事件の手続き論を全面に振りかざし「自分の上司5人」を罪に落とした冴えたロジック(屁理屈)なまじうまく行ったもんだから応天門の事件でヘタ打ったな 【訴訟事件の被告人は父国道の親密な人の息子】 久米皇子の裔で登美直名が法隆寺の寺財を不当に売却し、その利益を懐にしたのだが「久米皇子」の名の通り、法隆寺は私寺の様な物で公私混同が行き過ぎただけだろうな でも、善男は「僧善愷」が訴えたのは僧尼令(有私事条)違反と指摘したのが決定打になったとさ 1年前から平安時代を勉強した成果がでてスイスイ読めた(笑) 治部省を通すべき処を慣例といい弁官が受理してしまったのを「手続違反」としてミスを拡大して訴え、その理由として「善愷のため直名を有罪にした」と公罪ではなく私罪と決めつけた(この差は官職を取り上げ・罰金が発生する大きな差)この時なぜか地獄の官吏小野篁が善男に味方して「権限無い裁判をした弁官は罪」となった 奈良時代勉強した時「王城の朝」読んだ
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