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永楽帝 華夷秩序の完成 講談社学術文庫2148
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永楽帝 華夷秩序の完成 講談社学術文庫2148

檀上寛【著】

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永楽帝 華夷秩序の完成 講談社学術文庫2148

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/12/12
JAN 9784062921480

永楽帝

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2015/02/24

壇上寛"永楽帝"を読む。 明の三代皇帝の評伝。元末の混乱期、のち明朝を起こす太祖朱元璋の立身から語り起こし、制度や社会情勢にも丁寧に触れられています。 永楽帝は太祖朱元璋の四男で、本来は皇帝になれるような身分ではありませんでしたが、皇太子である長兄の死後を...

壇上寛"永楽帝"を読む。 明の三代皇帝の評伝。元末の混乱期、のち明朝を起こす太祖朱元璋の立身から語り起こし、制度や社会情勢にも丁寧に触れられています。 永楽帝は太祖朱元璋の四男で、本来は皇帝になれるような身分ではありませんでしたが、皇太子である長兄の死後を継いだその息子、二代皇帝の建文帝の隙を突いて実力で帝位に就いています。 公式の記録に見られる永楽帝の苦悩、また都合よく史書の記述を変えていくさま。勝者が歴史を作る、でありつつも、断片資料や内容の矛盾から改竄の跡は透けて見えてしまいます。 ◯彼は即位の当初から、ぬぐいきれない過去を背負わされていた。彼の一生はそれとの闘いであった。彼は衆目が一致するところの偉大な皇帝にならねばならず、事実、彼はそのために苦闘し、そしてやり遂げる。この点だけを論じて見ても、彼が並の皇帝でなかったことは明らかである。 ◯永楽時代に編纂された官撰書のなかでは、総じて三人の兄たちに対する評価が低い。低いどころか、指導者としては失格の烙印が押されている。それは燕王が皇帝になるべくしてなったことを、暗黙のうちに読者に了解させるためである。そこではありもしない事柄が、あたかも事実のように語られ、燕王を主役とする舞台が繰り広げられる。

Posted by ブクログ

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