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A3(上) 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/12/14 |
JAN | 9784087450156 |
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A3(上)
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商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
とりあえず下巻も読んでみましょう。 おかしいよね、と発信する場がなぜプレイボーイなんだろうなー、と思っている。
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【第33回講談社ノンフィクション賞受賞作】 東京地裁で初めて、完全に壊れている麻原彰晃を見た著者。 マスコミも、誰も、声をあげようとしない異常な裁判。 麻原彰晃と、事件を起こした側近たちを死刑にすることで、すべてを終わらせ、忘れようとしているかのように思えます。 オウム真理教事件...
【第33回講談社ノンフィクション賞受賞作】 東京地裁で初めて、完全に壊れている麻原彰晃を見た著者。 マスコミも、誰も、声をあげようとしない異常な裁判。 麻原彰晃と、事件を起こした側近たちを死刑にすることで、すべてを終わらせ、忘れようとしているかのように思えます。 オウム真理教事件によって、大きく変わってしまった日本社会の深層を浮き彫りにする、ドキュメント作品です。 あの時期はそれほどに、日本国民のほとんどが、オウムや麻原を「絶対的な悪」として認知していた。過去形ではない。今だって数量的にはそう見なす人のほうが圧倒的に多いはずだ。だからあらためて書く。「人を殺すならばそれは宗教ではない」とのレトリックはあまりに浅い。歴史の縦軸を見ても世界の横軸を見ても、信仰が戦争や虐殺と親和性が高いことは、小学生にだってわかるほどに自明なのだ。 ー 155ページ
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渾身の一作。 これ、おかしくね?? が詰まっている。 地下鉄サリン事件が起きた当時、私はまだ小学校に入ったばかりで、麻原彰晃が逮捕されたとき、学校から帰ると母親がテレビにかじりついていたことをよく覚えている。 ショーコーショーコーショコショコショーコーアサハラショコー♪の歌を無...
渾身の一作。 これ、おかしくね?? が詰まっている。 地下鉄サリン事件が起きた当時、私はまだ小学校に入ったばかりで、麻原彰晃が逮捕されたとき、学校から帰ると母親がテレビにかじりついていたことをよく覚えている。 ショーコーショーコーショコショコショーコーアサハラショコー♪の歌を無自覚に歌って親に怒られたりしていた。 とにかくとっても悪くてひどいことをしたひとたち。ということだけが私の中には残って、その後特に自分の頭で考えることをしてこなかった。 野田秀樹のキャラクターを見たときに、少し興味がわいたけど、それもそんな捉え方ができるのかっていうようなレベル。 先日森達也さんの別著書を読んで、このA3が気になって初めて自分の中でこんなにオウムの一連の事件に向き合う時間を得た。 結論から言うと、読んですごくよかったし、向き合ったのはオウムではなくて、今の私たちのような気がした。 こんな国に住みたくないなと思った。 人を、ことを、感情の赴くままに裁いて、無かったことにでもできると思っているのだろうか。 結局私たちはみんなで忘れる、復讐をするっていうことに、裁判を使ってしまったのではないだろうか。 誤解を恐れずに言えば、私は麻原彰晃になんの感慨もない。 自分はあの事件の時、子どもだったし、母親がテレビにかじりつくようなことなんだっていう変な興奮があっただけだ。 それもなんか、すごい映画の中で起きてるようなハラハラするようなことが起きていて、それは成功しないといけないんだっていうようなこと(上九一色村の突入)。 だから恐怖をリアルには知らない。 その私がこの森さんからの報告を見ると、単純にこの一連の犯人とされていた人たちの人権ってどうなってるんだろうと思った。 本当に色々な人生があって、そのどれも誰にも分かりえないようなもので、それなのにそれを分かったかのように、あるいは分かろうとしないで人の命を勝手に裁くことが人間にしていいことなんだろうか。 普通に、こわくね? と思う。
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