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連鎖式英単語事典
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 三修社 |
発売年月日 | 2012/12/03 |
JAN | 9784384052343 |
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連鎖式英単語事典
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カナダ在住の韓国人美術教師の著者が、色々な語源を元に、そこから語彙をたくさん増やしていくという趣旨で書いた英単語の本。ただそれだけではなく、「事典」とあるように、イラストや写真が豊富で、決して語源だけではない。動物の名前、とか車の名前とか、色んな固有名詞をシリーズで紹介したり、...
カナダ在住の韓国人美術教師の著者が、色々な語源を元に、そこから語彙をたくさん増やしていくという趣旨で書いた英単語の本。ただそれだけではなく、「事典」とあるように、イラストや写真が豊富で、決して語源だけではない。動物の名前、とか車の名前とか、色んな固有名詞をシリーズで紹介したり、といった部分も多い。分厚いが、読み物として通読できる。というか単語の索引がないので、辞書としては使いにくい。色々な豆知識や単語を使った例文なんかも、自然に埋め込まれており、決して単語の羅列で終わる感じではなく、とっつきやすさが特徴の本だった。 以下、知ったことや思ったことのメモ。p.15のbi-について、bidailyは1日2回なのに、biweeklyは週2回じゃなくて隔週になるのはなんでなんだろう。説明がない。と思って調べたら《非標準》で週2回の意味にもなるらしい。(ただし混乱を避けるために隔週の意味ではevery second week (every two weeks), 週2回ならsemiweeklyらしい。p.245にもsemiweeklyが週2回とは書いてある。)p.64には動物を使った表現が色々書いてあるが、その中に「世界的な組織であるLions Clubーもっとも、この場合のLionsは、Liberty, Intelligence and Our Nation's Securityの頭文字をとったものですが。」だそうだ。全然知らなかった。「イエスを十字架から降ろす場面を描いた絵画や彫刻を、総称して、the Depositionと呼びます」(p.130)ということで、こういう絵を見たことがあるけど、名前まで気にしたことがなかった。宗教関係の用語は色々多そうだ。同じように、こんなものに名前が、というのは「駅の改札口でーperforator(改札係)がperforator(切符切りハサミ)で、パチンパチンとperforateしてくれた」(p.449)の例でも、そんな切符を切る行為に聞いたこともなかった名前がついていることが、驚きだった。文化的な話として、「カナダでのcampingの楽しみ」(pp.137-8)が面白かった。テントの周りに植木鉢を置いたりして、とにかく静かにリラックスして過ごすらしい。あとは単語の話で、「suburbは『市街地の下にあるもの』、つまり『市街地に従属するもの』というわけで、『郊外』なんです。」(p.154)とか、確かにすでに覚えてしまった単語について、言われてみればそういうことか、と思った単語の1つ。日本語の「上り」「下り」とは逆にuptown, downtownがある、というのもこのページに書いてあり、さらにそれら都市圏の外に(つまりsuburb, uptownよりも外に)outskirtsがある、という絵が分かりやすかった。同じように、「motel=motorist + hotel」(p.276)というのもそうなのか、という感じだった。知っていた単語の意外な意味、というのを知るのも面白い。prospectには「(金鉱、石油などを)試掘する、下見する」(p.217)、「prospector:採掘者、鉱山師、試掘者」(p.404)というのは初めて知った。この本で知ったのかどうか忘れたけどconception「妊娠」というのも、最近知った気がする。あとはmedium「霊媒師」(p.307)とか。ちなみに「霊媒師う意味でexorcistという単語もあるが、これは『幽霊を追い払う人』という意味」(p.308)ということだ。あとstationaryとstationeryの綴りの違い(p.323)におれは気づいていただろうか、ということとか。 450ページ以上ある分厚い本で、一気に読んだり、途中全然読まなくなったりしながら、2か月くらいかかってやっと通読できた。結構、普通の語源の本なんか通読するよりは楽だし面白い。そして、どこかのページにも書いてあったが、色々な単語やエピソードが繰り返し出てくる工夫がしてあるのも良いと思う。単語の索引がないことと、ところどころアクセント記号が違ったりといった誤植もあることを除けば、わりと良い本だった。(18/10/28)
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