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文明崩壊(下) 滅亡と存続の命運を分けるもの 草思社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2012/12/05 |
JAN | 9784794219404 |
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文明崩壊(下)
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商品レビュー
4
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ジャレド・ダイアモンド氏の作品は2作目。前作「銃・病原菌・鉄」は文明の発展の物語だが、本書は逆。崩壊の物語。個人的には本書の方が面白いような。「文明崩壊」――かつて隆盛を極めていた社会はなぜ崩壊し消滅したのか。数々の文明崩壊の実例を検証し、共通するパターンを導き出していく。中米の...
ジャレド・ダイアモンド氏の作品は2作目。前作「銃・病原菌・鉄」は文明の発展の物語だが、本書は逆。崩壊の物語。個人的には本書の方が面白いような。「文明崩壊」――かつて隆盛を極めていた社会はなぜ崩壊し消滅したのか。数々の文明崩壊の実例を検証し、共通するパターンを導き出していく。中米のマヤ、北米のアナサジ、東ポリネシアのイースター島、グリーンランドのノルウェー人入植地などを題材に歴史上から消滅した社会が陥った恐るべき共通の崩壊要因を解明する。下巻に入るとやや地球環境破壊の話が主軸になっていくが、そこで取り上げられるのは江戸時代の日本、ティコピア島、中国やオーストラリアなど。資源、環境、人口、経済格差など複雑化する要因を整理し崩壊の因子を探り出す。そして現代人の目指すべき方向性を呈示する。下巻の449ページに『現在では、日本の木製品輸入が第三世界の熱帯雨林破壊の最大要因となっている。』と書いてありショックを受けた。地球環境破壊は他人ごとではない。我々の日常の中にも破滅の因子が含まれているという事。地球環境について考える現代人必読の書。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou24102.html
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過去の文明崩壊の過程、また文明を維持した社会の過程を検証しつつ、現代の環境問題について警鐘を鳴らす。崩壊した文明の事例はイースター島、ピトケアン島とヘンダーソン島、アナサジ族、マヤ、グリーンランドのバイキング。これらの文明が崩壊した要因を、自ら招いた環境被害、気候の変動、他社会と...
過去の文明崩壊の過程、また文明を維持した社会の過程を検証しつつ、現代の環境問題について警鐘を鳴らす。崩壊した文明の事例はイースター島、ピトケアン島とヘンダーソン島、アナサジ族、マヤ、グリーンランドのバイキング。これらの文明が崩壊した要因を、自ら招いた環境被害、気候の変動、他社会との敵対関係、他社会との友好関係、文化的な姿勢の5点にまとめている。一方で、ニューギニアの高地、ティコピア島、江戸時代の日本を取り上げ、これらの(少なくとも一部の)要因を解決し、持続した社会を営んでいることを紹介してもいる。 上述の文明崩壊の要因は、現代文明の崩壊の要因にそのまま適用しうる。一方で、過去における文明崩壊と決定的に異なる点は、現代文明は、世界が一つの干拓地(ボルダー)となっている点であると著者は指摘する。現代のほうが圧倒的に人口が多い。科学技術の威力は甚大である。世界は全体がつながっている。どこかの国が上述の要因を惹起させると、その国だけでなく世界中に影響を及ぼす。そのような状況が同時多発的に進行している。このまま手をこまねいていると、現代文明全体が崩壊しかねない。本書の主張は、極めて深刻だ。。 一方、著者は警鐘を鳴らすだけでなく希望も見出している。もちろん、我々が弛まぬ努力をすることが大前提であるが・・・。 20年前に書かれた著作であるが、これらの問題は必ずしも解決に向かってはおらず、例えば気候変動などは顕著に悪化している。地政学的なリスクも増えている。我々一人ひとりの影響力は小さいかもしれないが、弛まぬ努力が必要であると感じる。環境を意識した消費行動、企業への働きかけ、仕事上での立ち回り、投票行動、政治家に環境問題に関心があることを伝え続ける、施策を提言する・・・。いつも意識することは難しいが、私も含めこうしたことを少しでも実行する現代市民が増えていくことが希望ある未来の醸成につながるのだろう。
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上巻に続いてのボリューム、環境悪化が引き起こした人類文明崩壊の歴史を振り返り、繰り返さないための提言をまとめる。この国で、今の政治家で、実行することなどおよそ不可能なのだろうが、一歩ずつ前に進んでいきたい
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