1,800円以上の注文で送料無料

演じられた白い夜 実業之日本社文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

演じられた白い夜 実業之日本社文庫

近藤史恵【著】

追加する に追加する

演じられた白い夜 実業之日本社文庫

定価 ¥565

¥220 定価より345円(61%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2012/12/05
JAN 9784408551036

演じられた白い夜

¥220

商品レビュー

3.2

19件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/05/29

〈再登録〉舞台は冬の山荘で行われる推理劇の稽古合宿。演出家と犯人役以外は誰が犯人なのかもわからない状態で稽古を続けていたが、演じている推理劇「マウス」の筋書き通りに被害者役が殺されていく… 閉ざされた環境で起こる殺人や、それぞれが秘めた恋愛感情が描かれているところなどデビュー作の...

〈再登録〉舞台は冬の山荘で行われる推理劇の稽古合宿。演出家と犯人役以外は誰が犯人なのかもわからない状態で稽古を続けていたが、演じている推理劇「マウス」の筋書き通りに被害者役が殺されていく… 閉ざされた環境で起こる殺人や、それぞれが秘めた恋愛感情が描かれているところなどデビュー作の「凍える島」に通じるものがあります。近藤作品の王道的なテーマに「マウス」という作中作が上手く組み込まれていました。 それぞれに愛情の形があって、他の人に当て嵌めることは誰にも出来ないと感じました。

Posted by ブクログ

2022/09/10

クローズドサークルかつ見立て殺人もの。 本編の合間に作中劇が組み込まれており、そのシナリオに沿うようにして現実でも事件が起きる。 個人的に事件そのものよりも登場人物達に興味が湧いてしまう。 特に麻子と2人の男の関係性が、本作でどう展開していくのかが気になって仕方なかった。

Posted by ブクログ

2022/04/04

 推理小説でも度々用いられる「クローズド・サークル」。外部との接触が断たれた空間に何人かが残され、そこで殺人が進行していくというもの。アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や綾辻行人の「十角館の殺人」などが有名なところ。  本作では、舞台を行う人たちが山奥のペンションに集...

 推理小説でも度々用いられる「クローズド・サークル」。外部との接触が断たれた空間に何人かが残され、そこで殺人が進行していくというもの。アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や綾辻行人の「十角館の殺人」などが有名なところ。  本作では、舞台を行う人たちが山奥のペンションに集められ、その練習する劇中でもクローズド・サークルが用いられている。つまり、二重のクローズド・サークルが仕掛けられている。そして、その劇に近い形で現実の殺人も進行していくという展開。劇というところが本作のポイントを占めている。役者には誰が犯人で誰が殺されるのかなどが記されておらず、少しずつ分かっていくようになっている。当然、被害者は以降の出番がなくなるわけで、それはつまり演劇者としての終わりを意味している。殺人の恐怖に追い詰められるばかりではなく、そうした演者間の微妙な心の揺れも描かれている。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品