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天皇と東大(Ⅱ) 激突する右翼と左翼 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/12/04 |
JAN | 9784167330200 |
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天皇と東大(Ⅱ)
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
【文章】 読みづらい 【ハマり】 ★★・・・ 【気付き】 ★★★・・ 大学が学生の生活支援も行うようになったのは、経済状況の悪い学生が過激思想に走りがちだったため。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
河合栄治郎、矢内原忠雄、大内兵衛、土方成美ら東大経済の俊英たちが、昭和10年代に次々に東大を去り、東大経済が崩壊の危機にあった時代! 東大に対するイメージが随分目が開かれたように思います。京大の滝川事件に相当する大学自治を巡る政府との衝突はむしろ東大の方が多そうです。法学部においても美濃部達吉、蝋山政道、田中耕太郎、南原繁らの系譜は凄いです。田中耕太郎が平賀譲軍艦総長の右腕として河合栄治郎処分の黒幕として活躍したという話しは意外でややがっかりでしたが。そして戦後、南原総長がフィヒテの「ドイツ国民に告ぐ」に匹敵する東大での演説が国民全てにとって明るい希望になった!一方、文学部の皇国史観の権威・平泉澄を初めとした日本、軍部を煽った学者たちも多くいた事には残念です。立花が最後に近いところで、「国民は騙されていたわけではなく、今の時代の我々が想像する以上に軍国主義的な考え方を心から信じていた」という言葉は確かに重いものがあります。北朝鮮を笑うことはできないですし、日本の現在の方向を示唆しています。
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