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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/11/28 |
JAN | 9784062180320 |
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商品レビュー
3.8
196件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
講談社現代新書の「私とは何か」を読んで、本作品を読もうと思いました。 「分人」についてが本作でも登場しますが、現代新書を先に読んでいたので、スムーズに入ってきました。 うまく言葉にできないのですが、 生きるとは 死ぬとは いろいろと心が揺さぶられました。 「空白を満たしなさい」 じんわり心に広がってくる言葉です。 私の理解力が足りず、「佐伯」の存在が最後までうまくしっくり来なかった。 作品としては星5つ! 自分の理解力がたりず、全て解釈しきれていないので4つとしました。
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ある夜、勤務先の会議室で目醒めた土屋徹生は、帰宅後、妻から「あなたは3年前に死んだはず」と告げられる。 SFなのか、ミステリーなのか、と読み進めていくうち、何か妙なリアルさを感じる。 「死んだ人間が生き返る」なんてことあり得ない事だけれど、もし現実に起きてしまったら、こんな問題が...
ある夜、勤務先の会議室で目醒めた土屋徹生は、帰宅後、妻から「あなたは3年前に死んだはず」と告げられる。 SFなのか、ミステリーなのか、と読み進めていくうち、何か妙なリアルさを感じる。 「死んだ人間が生き返る」なんてことあり得ない事だけれど、もし現実に起きてしまったら、こんな問題が生じてくるだろうなぁと。 徹生の死因は「自殺」で、妻や子供、母親、仕事の関係者、はそのため心に深い傷をそれぞれに負っていた。 徹生は戸惑う。息子が生まれ、仕事も順調だったはずの当時、自殺する理由などないはずで、自分は事故か殺されたのではないかと疑い、心当たりのある犯人に接触したり、自分の記憶を思い出そうと翻弄する。 妻は、苦しんだこの3年の重荷が重過ぎて、無かった事にできないし、以前のようには戻れない。 「復生者」は世界中でも多数確認され、保険金の返済問題など、復生者の会で、相談したり、復生者同士の交流が生まれる。 後半は、「死生観」、「個人の分人」など哲学的な事にも触れ、表紙のゴッホの自画像の理由も判明する。 着地点が分からなくて、遺族の辛さが生々しいほど痛々しくて、今までにない小説で一気に読んだ。 全国で生き返る「復生者」たち。その集会に参加した徹生は、そこで自らの死についての衝撃的な真相を知る。 生と死の狭間で「自分とは何か?」という根源的な問いを追究し、「分人」という思想が結実する。 自死したゴッホの数々の自画像。 それぞれが、ゴッホの「分人」であり、「分人A」が特定の「分人B」もしくは「個人」そのものを抹殺しようとする。 確かに共に過ごす相手によって、私は私でしか無いけれど、主人の前、友達の前、親の前、愛犬の前、その人にしか見せない「私」がそれぞれにいて。 「この人と一緒にいる時の自分が好き」とかある。 下巻は、「死生観」や「分人主義」など、哲学的な話が中心になってくる。 自殺について。 誰かの死が周りに及ぼす影響。 逆に誰かの生が周りに及ぼす影響。 生を受けた者が、死後に遺せるもの5つ(記憶、記録、遺品、遺伝子、影響)あること。 記憶、記録、遺品は、死者を思い出す時に遺族に近付いてくるもの。 遺伝子、影響は、死者から遠ざかっていくもの。 明日もし自分がこの世から消えて無になってしまった時、愛するものに何が残せるか。 最後の着地点も、切ないけれど良かった。 元々「生きたい」とか「生きる」ことに執着していない私だけど、それはやっぱり変わらないけれど、遺される者へ、やるべきことは、あるんだなって思えた。
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この本を読んで、いやー本当いつ死ぬかわからんなーと思った。自分のことを嫌っている人ももちろんいるわけだし。殺されるかもしれない。死ぬかもしれない。でも、ずっとそう思って生きるのは多分つまらない。だけど、悔いのないように、楽しく生きれば、いい人生だったなって死ぬときに思えるから、楽...
この本を読んで、いやー本当いつ死ぬかわからんなーと思った。自分のことを嫌っている人ももちろんいるわけだし。殺されるかもしれない。死ぬかもしれない。でも、ずっとそう思って生きるのは多分つまらない。だけど、悔いのないように、楽しく生きれば、いい人生だったなって死ぬときに思えるから、楽しく、生きようと思った。(久しぶりにいいこと言った)
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