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先輩の妻 タブー フランス書院文庫
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先輩の妻 タブー フランス書院文庫

秋月耕太【著】

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先輩の妻 タブー フランス書院文庫

定価 ¥785

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2012/11/26
JAN 9784829618950

先輩の妻 タブー

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商品レビュー

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2013/03/10

勝気さと慎ましさが押されて開く官能の華

本作も最近のご多分に漏れず人様のモノを寝取る展開であり、曲がりなりにも寝取るのだからと主人公もまた優柔不断なヘタレとは一線を画した作風である。さすがにチェリーだったのが翌日には人妻をヒィヒィ言わせるまでにテクを身につけるというのは出来過ぎというか都合の良さを感じるし、そうなるほど...

本作も最近のご多分に漏れず人様のモノを寝取る展開であり、曲がりなりにも寝取るのだからと主人公もまた優柔不断なヘタレとは一線を画した作風である。さすがにチェリーだったのが翌日には人妻をヒィヒィ言わせるまでにテクを身につけるというのは出来過ぎというか都合の良さを感じるし、そうなるほどの経験を一晩で重ねた描写はあるものの、その非現実振りが良くも悪くも秋月作品らしい。この超絶極まる絶倫振りをファンタジックに楽しむのが本作の醍醐味の1つかもしれない。また、当初は後輩然とした謙虚さのある態度だった主人公が唐突に魔少年化する点にも違和感はあるのだが、これにも積年の嫉妬心が背景にあることで何とか形はつくられている。こうした一応の筋の通し方は後半でも見られ、その意味においては安易に片付けないよう努める作者の配慮が感じられる。 妻自身も学生時代は主人公の先輩だったことで屈託の無い会話から挑発的に情を交える冒頭こそ誘惑作品らしいものの、そこから先は主人公の責めが一辺倒に続く官能描写が実に艶っぽい。また、後半からは妻の姉が未亡人なサブヒロインとして登場し、勝気な妹とは対照的な慎ましさと和装の魅力でメインを喰っちゃいそうな存在感なのだが、この姉妹ヒロインがそれぞれの夫(元夫)への操に困惑を繰り返しながらも主人公の責めには抗い切れない、いわゆる押しに弱いヒロインの真骨頂を覗かせつつ、主人公からのシンプルな問いかけもあわせて次第に心をも解放させていき、最後にはその背徳さえもスパイスに加えて淫らに昇華していく様が耽美に描かれている。 官能面におけるヒロインの描写や数多くの情交描写などは群を抜いた興奮度の高さであり、(主に主人公の)キャラ設定や作風が多少変わっても最終的には「やっぱり秋月作品」と思わせるテイストで纏め上げる作者の手腕にはさすがと唸るばかりである。

DSK

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