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20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く
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20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く

栗原俊雄【著】

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20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川学芸出版/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/11/26
JAN 9784046532695

20世紀遺跡

¥825

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2015/08/16

日本としては仕方のないことかもしれないが、20世紀遺跡=戦争の記憶として語られるのは何とも物悲しい。かといって忘れてはならないのは自明。本書を読んで改めて痛感したことは1つ。形ある遺跡はそれ自体が歴史を語り継いでくれるが、虐待や抑留は人しか語り継げないということ。抑留経験者や遺族...

日本としては仕方のないことかもしれないが、20世紀遺跡=戦争の記憶として語られるのは何とも物悲しい。かといって忘れてはならないのは自明。本書を読んで改めて痛感したことは1つ。形ある遺跡はそれ自体が歴史を語り継いでくれるが、虐待や抑留は人しか語り継げないということ。抑留経験者や遺族の間では、8月23日を「シベリアデー」と呼んでいるそうだが、広く一般には認知されていない。なぜか?それこそ「やましき沈黙」に等しくないか?

Posted by ブクログ

2013/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

栗原俊雄『20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く』角川学芸出版、読了。空襲死傷者の死体仮置場、硫黄島、報道されなかった地震(三河地震)等々。本書は、大日本帝國の痕跡を訪ねる中で、「忘却されたこと」を掘り起こす。「遺跡」とは考古学的で、現代史とは馴染みにくいが、生証人の証言がそれを物語る。

Posted by ブクログ

2012/12/22

≪目次≫ はじめに 第1章  深く眠れぬ死者   帝国臣民たちの墓標ー東京・仮埋葬地   生きている戦艦ー北九州・軍艦防波堤   帰還ー舞鶴・引揚桟橋   国と骨ー東京都小笠原・硫黄島   震災と竹槍ー愛知・東南海~三河地震 第2章  輝ける暗渠   日本史のなかの造船ー三浦半島...

≪目次≫ はじめに 第1章  深く眠れぬ死者   帝国臣民たちの墓標ー東京・仮埋葬地   生きている戦艦ー北九州・軍艦防波堤   帰還ー舞鶴・引揚桟橋   国と骨ー東京都小笠原・硫黄島   震災と竹槍ー愛知・東南海~三河地震 第2章  輝ける暗渠   日本史のなかの造船ー三浦半島・浦賀ドック   陰りゆく漆黒ー福岡県飯塚・ボタ山   朝鮮人たちの墓標ー京都府丹波・マンガン鉱山跡   未完の蜂起ー秋田県大館市・花岡事件 第3章  帝国の疵跡   幻のアメリカー渋谷・ワシントンハウス、横浜・根岸競馬場   帝国の科学者たちー川崎市・登戸研究所   原爆のレッスンー大阪/愛知・パンプキン爆弾投下地   大陸と帝国ー大連/旅順・侵略と崩壊の道標 第4章  言葉と声の墓標   落語と国策ー東京都台東区・はなし塚   今も心に流れるー渋谷・春の小川   「耳」の愉しみー関西・ラジオ塔   皇紀の蔵、夢想する塔ー長野・文化柱、宮崎・八紘一宇の塔 第5章  民はいつまでも、生きることに夢中だった   牛車と零戦ー岐阜・各務原飛行場   帝国の叛徒たちー富山県魚津・米騒動   南海ホークス!ーミナミ・大阪球場   生きぬく力ー和歌山県美浜町・アメリカ村 あとがき ≪内容≫ 毎日新聞記者の連載記事のまとめたもの。20世紀の歴史を残す土地、モノに寄り添いながら、どちらかというと、「負の遺産」を語ったもの。 ちょっと饒舌かなと思いますが、こうした遺産が日本各地(普通の人の入れないところを含めて)に残り、それを紹介してもらえたのは、いいかな?と思います。

Posted by ブクログ