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人生の旅をゆく(2)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2012/11/26 |
JAN | 9784140056240 |
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商品レビュー
4.2
19件のお客様レビュー
阪神淡路大震災後について。家族との日常、思い出、日々感じていることなどを綴ったエッセイ。 夜寝る前に少しずつ読み進めていました。 いろんな人のエッセイを読んできたけど、やっぱり自分にはばななさんのエッセイが一番しっくりくる。 20代、30代、40代と…いつ読んでも心地よく、言葉...
阪神淡路大震災後について。家族との日常、思い出、日々感じていることなどを綴ったエッセイ。 夜寝る前に少しずつ読み進めていました。 いろんな人のエッセイを読んできたけど、やっぱり自分にはばななさんのエッセイが一番しっくりくる。 20代、30代、40代と…いつ読んでも心地よく、言葉がスッと心に入ってくる感じは変わらない。 考え方に共感したり、和んだり、しんみりしたり。気になるフレーズもたくさん! 読んで少し元気をもらえました。 以下、本文から抜粋 『自分の人生は自分のものだ』 『そのときはなんでもない、いつもそこにあるどうでもいいようなものでも、なくなってみると大きな思い出としてずっしり残るものがある』 『一瞬でもいいし、軽い力でもいい。でも本気でだれかがぐっとそこにいてくれたら、人はなんとかなる。人には人の力が必要なのだと思うし、人にしてあげたそういうことが積み重なっていつかその人を救うと思う』 『義務感でいやいややらなくてはいけないことは、ひとつやふたつ人生にはだれだってもちろんあるだろう。それはなるべくさくっと終えて、楽しいことに少しでも近いことを多くやるようにする。すると、なぜか効率がよくなるし気持ちが明るいからうまくまわるようになるのだった』
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心に響く文章、自分でも文章が書きたいと思わせてくれます。 読む前と読んだ後では、きっと生きやすくなっている点で、違う自分になれているはず。 非常に軽やかな読み心地で、厳しい現実ともとれるのに、気が滅入る感じがしない。 生命力に満ちていながら、他者への共感、尊敬の念が根底にあ...
心に響く文章、自分でも文章が書きたいと思わせてくれます。 読む前と読んだ後では、きっと生きやすくなっている点で、違う自分になれているはず。 非常に軽やかな読み心地で、厳しい現実ともとれるのに、気が滅入る感じがしない。 生命力に満ちていながら、他者への共感、尊敬の念が根底にあって、読みながら心の余計なものがどんどん落ちていくような感覚を覚えます。 私も他者に学ぶこの人の姿勢を、学びたい。 本当に魅力のある人が書いた文章には、何か特別な力が宿るのかもしれない。 大切なものを込めて書かれた本なのだと思う。
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「下北沢について」に続いて2冊目に読んだよしもとばななさんのエッセイ(小説のほうは過去数冊読んでいる)。 この本はシリーズの2巻目だが、短編エッセイ集なので各巻を順番に読む必要はなさそう。 「下北沢について」よりも全体的に少し重めで、命に関するテーマ、とりわけ東日本大震災やご両...
「下北沢について」に続いて2冊目に読んだよしもとばななさんのエッセイ(小説のほうは過去数冊読んでいる)。 この本はシリーズの2巻目だが、短編エッセイ集なので各巻を順番に読む必要はなさそう。 「下北沢について」よりも全体的に少し重めで、命に関するテーマ、とりわけ東日本大震災やご両親のことに関連する短編エッセイが並んでいた。 テーマが重いといっても読んでいて気持ちが落ち込んで仕方ないというものではなく、また短いのでサクサク読めた。 普通の人であれば見逃してしまったり言葉にできなかったりするであろう出来事や思いをきちんとすくいあげて、深いところまで丁寧に言葉で紡いだようなエッセイで、だからこそ短くても一つ一つちゃんと染みてくる。 よしもとさんが体験した出来事から感じた「命の手触り」のようなものを、読み手である自分も確かに感じることができた。 そんな抽象的なものを読み手に追体験させることができるなんて、よしもとばななさんの文章ってすごいなぁと思った(小並感)。 シリーズの2巻から読んでしまったので、1も含めほかの感も読んでみたいと思う。
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