後宮蜜夜 皇帝陛下の独占愛 ティアラ文庫

ゆきの飛鷹【著】

• 販売会社／発売会社: プランタン出版/フランス書院
• 発売年月日: 2012/11/17
• JAN: 9784829666326

商品レビュー

2012/12/26

前作の「禁断の花嫁」に出ていた、周冀攸が皇帝になってからのお話。前作がドロドロの近親相姦ものだったのに、こっちは一転普通の甘いお話です。

ひたすら甘いばかりで、目立った陰謀のなく、後宮であれだけ我の強そうな方々がいるのに、一人寵愛されている愛玲に対してほとんど嫌がらせがなかったのは、ちょっと物足りなかったかなぁ。

もうちょっと愛玲が嫌がらせされてたり、幼馴染みの慶英がもっとがんばってくれて、冀攸がヤキモチ妬いたりとか、波風がたってもよかったかなって思いました。

あと、折角前作の脇役が主役なんで、前作の祥紀に対する思いとかも書かれていたらよかったんじゃないかなって思いました。ちょっとだけ、冀攸を持ってきた理由が分かりづらかったです。

2012/11/20

唯一望まれて入宮した后、か。
そしてそのきっかけは本人（ヒロイン）は覚えてない、と。まぁ、典型的なパターンなんだけど（笑）
それにしても心を許してた文園にあんなことを…ってなると。やな予感はしてたんですけどね…。

でもって。
この本の挿絵が若干気にいらない。いや、絵柄が気に入らないってところでしょうね。
絵師さんそのものが嫌いというわけではなさそうだし（この人の話にこの人の絵っていう組み合わせは過去にもあって、その時は違和感なく読んでみてたんだから）。
「幼い容姿なのになんと妖艶な」という感じの表現が作中（というか皇帝のセリフ）に出てくるんだけど、そのセリフに合わない絵柄、というか…。
行為中の挿絵があるんだけど、単に「普通の女の子（巨乳）」っていう印象しか受けなかったからなぁ。

ともあれ、いつも通りハッピーエンド（？）でよかった。
振られてしまった形になった幼馴染くんはちょっと気の毒（？）だったけど。
外伝的な形でいいから、ヒロインの実家のことも書いてもらいたいなぁ、と。