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高慢と偏見、そして殺人 ハヤカワ・ミステリ1865
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高慢と偏見、そして殺人 ハヤカワ・ミステリ1865

P.D.ジェイムズ【著】, 羽田詩津子【訳】

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高慢と偏見、そして殺人 ハヤカワ・ミステリ1865

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2012/11/12
JAN 9784150018658

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高慢と偏見、そして殺人

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商品レビュー

3.4

19件のお客様レビュー

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2025/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

P・D・ジェイムズって勿論名前は知っているけど、読んだことあったっけな。 ないような気がする。。 『高慢と偏見』の舞台、登場人物をそのままに、あれから6年後に起きた殺人事件を描くパスティーシュ。 直近で原典を読んでいて良かった。 最初にちゃんと原典の振り返りをしてくれてはいるけど、読んでいるのといないのとで感じ方がだいぶ変わるのではと思った。 振り返りでは、あー、確かに筋だけ言うとそんな感じだけど、この文字面だけではない夢中にさせるドラマがあったんだよなーと、逆に原典の凄さを思い起こさせられた。 6年後の本作では、ペンバリー(主役カップルのエリザベスとダーシーの住む館)での恒例の舞踏会前日にダニー大尉が殺される事件が発生。 現場には酔い潰れ、「ぼくは彼を殺してしまった!ぼくが殺したんだ!」と泣き叫ぶ血にまみれたウィッカム。 ウィッカムが容疑者として拘留されてしまうのは当然の成り行き。。。 そう、『高慢と偏見』を読んでいる方ならお馴染みあのウィッカムに焦点が当たる物語。 全体を通して考えると著者はここに決着を着けたかったのかなと思える。 舞台こそ同じだけれど、「殺人」という味付けを施すことによってキャッチーさを上げることを狙っているのかなと思いきや、いやいやむしろ時代背景の堅苦しさばかりが強調されて、「真犯人は誰?」とか「捜査陣の苦悩」といったエンターテイメント性は薄い。 ベネットもベネット夫人もコリンズさんも殆ど出てこず、ユーモア性不足は否めないし、エリザベスがその地位を得てしまったことにより、以前の大きなものにもたじろがない清々しさの輝きが鈍くなっている点も、これは別物感を感じざるを得ない。 が、終盤いろいろ回収してくるところのミステリ作家らしさとか、身内に対するひいきとそれはそれこれはこれの拒絶感のないまぜたるもの、見えていなかった想像以上のスキャンダラスな事情など、最終的には与えられた舞台を巧みに使ったえぐいドラマがあったと感じた。 とはいえ、やっぱりこれは原典読んでいないとキツい気がする。。。 せっかくなので『『高慢と偏見』殺人事件』も読んでおくか。こちらは22年後設定。

Posted by ブクログ

2025/08/31

かの名作「高慢と偏見」の続編を読んだとき、解説文に別の続編で「高慢と偏見、そして殺人」「高慢と偏見とゾンビ」があると書いてあったことに衝撃を受け、まずは本作を読んでみた。 面白いねー、そして、みんなジェーン・オースティンが好きなんだねー。私は英文科だったので当然のように読まされま...

かの名作「高慢と偏見」の続編を読んだとき、解説文に別の続編で「高慢と偏見、そして殺人」「高慢と偏見とゾンビ」があると書いてあったことに衝撃を受け、まずは本作を読んでみた。 面白いねー、そして、みんなジェーン・オースティンが好きなんだねー。私は英文科だったので当然のように読まされましたが、ほかのみなさんはなぜこのような、めんどい本を読むの?世界が狭くて女社会のめんどうさ、かしましい噂好きと余計なお世話と発展途上の正義感や自立心に、閉じ込められたいのか革新していきたいのか行ったり来たりの家庭の天使神話。でも、そこにやはり普遍的な夢と悩みが投影されていて、皆がわかるわー、という立ち位置なんでしょうね。その面倒さと、面倒だけど家族の断ち切れない愛情や思いやりを巧みに描いたオースティンの登場人物たちというのは、やはりまたなんらかの形で会いたい対象となり、別人が何年もあとに続編を書くことになるんですね。この本でも、キャラクターや文の流れはオースティンにそっくり。違和感無し!殺人事件というので、もう少し面白おかしくひねったパロディかと思ったら、たいへん真面目な感じです。ラストのエピローグでダーシーとエリザベスが語り合いますがここは作者の原作へのリスペクト&愛があふれていて、やや長過ぎるかも!でも、皆が「高慢と偏見」が好きなんだなーと思い返すことになる作品です。次は、ゾンビの出てくるパロディを読むか!

Posted by ブクログ

2023/07/01

母校が開催した公開講座「オースティンの世界」で紹介された本。 原題[Death Comes to Pemberley(死がペンバリー館にやって来る)]よりも断然良い邦題だと思います。 多少原作とは登場人物達の雰囲気が違うような気もしましたが、それは作者が違うからなのか、あれから...

母校が開催した公開講座「オースティンの世界」で紹介された本。 原題[Death Comes to Pemberley(死がペンバリー館にやって来る)]よりも断然良い邦題だと思います。 多少原作とは登場人物達の雰囲気が違うような気もしましたが、それは作者が違うからなのか、あれから六年経って彼らが成長したからなのか。 まあ、些細な違和です。 そしてミステリとしては…やられました。 とりあえず「こいつが怪しい」と目をつけていた人物がいたのですが、違いました。 貴族としての面子を保たなければならなかったり、家族を守らなければならなかったり、自分の都合を押し通したかったりといろいろな思惑が絡み合い、結果、全く想像していなかったところに着地しました。 エリザベスが本当にいい奥様になっていて、安心しました。←誰目線? ジェーンについては心配してなかったけどね。 数十年ぶりに『高慢と偏見』再読したくなりました。

Posted by ブクログ