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子どもの「生きづらさ」 子ども主体の生活システム論的アプローチ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学文社 |
発売年月日 | 2012/11/09 |
JAN | 9784762023125 |
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子どもの「生きづらさ」
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※このレビューにはネタバレを含みます
問題点把握の前提となる、論拠情報の集め方が、「結論ありき」。これをして、「子ども主体の」と副題を冠するセンスはいかがなものか。 論拠の情報収集がこれだけ誤りに満ちているにもかかわらず、結論部分は相応に読める内容。 「ああ、まぁそのとおりですけど・・・具体的には何も提案してないよね?」 というレベルの、『きれいな言葉は読みとれるけど、現実のニーズは満たしてくれない』現状分析であった。 ゆえに最低評価とする。 最大の誤りだ!と感じた点:P19 第一章 第3節 5 子どもの犯罪 にて、子ども・若者白書 平成23年版を参考文献として引いている。 が、著者の注目点は ・刑法少年の人数 ・校内暴力と家庭内暴力件数 である。他にも、不登校件数、自殺件数等も引いている。 しかし、犯罪についての分析を刑法少年人数、暴力行為に限定し、なおかつ26ページ(第3節 まとめ)には以下のように書いてある。 「刑法少年の数に着目すると、その数の推移は減少傾向にあり、少年犯罪が増加しているとはいえそうにない。しかし、校内暴力事件や子どもによる家庭内暴力事件の数は、1990年代後半以降再び増加傾向にある。また、不登校児数も年々増加の傾向にある。また自殺についても毎年、一定数の子どもが自殺しているという結果になっている。」 「刑法等に規定する罪で検挙されるような対社会的な事件を起こす子どもは減少しているものの、学校内での暴力行為や、友人間でのいじめ行為など、身近な所属集団内に起因する問題行動が増加しているという特徴を見出すことができる」 上記のように、 「問題が『ある』ことにしないと論が進まないので、統計分析を操作している」 も同然であると感じた。 少年犯罪の分析については、『少年犯罪〈減少〉のパラドクス』がより現実を冷静に分析しており、より読者の知りたい「子どもの生きづらさは、あるのか、ないのか。」というニーズに合致しているといえる。 私のレビューはこちら。 http://booklog.jp/item/1/4000284568
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