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精神科病院を出て、町へ ACTがつくる地域精神医療 岩波ブックレット854
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2012/11/08 |
JAN | 9784002708546 |
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精神科病院を出て、町へ
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
リカバリーの概念をベースに、地域で精神障害者を支えていこうというお話。 その人らしさを大切にした、他職種チームで行う訪問支援ということでしょうか。 確かに優れた支援の形ではあると思うけれど、ACTならでは!という特徴がわからなかった。
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伊藤順一郎『精神科病院を出て、町へ ACTがつくる地域精神医療』岩波ブックレット、読了。従来、精神疾患をもつ人々への治療は閉鎖病棟での長期入院が担ってきたが、本書は、近年注目を浴びる地域生活に根ざした訪問医療(ACT)プログラのを最前線を紹介。精神医療の概念を変える試みだ。 ACTとは「包括型地域生活支援プログラム」のこと。医師、看護師、作業療法士や精神保健福祉士などがチームを組み、地域社会の中で訪問し、精神障害をもつ人々の治療やケアにあたる方法のこと。訪問医療の導入は成果をあげつつある。 閉鎖病棟での治療から地域社会での治療とは「病気が主人公」から「その人が主人公」への転換。「精神医療は『生活を立て直す』支援を含んでこそ、地域生活の中で訳に立つ支援となりうる」。入院中心の医療ではなかなか得られない視点。 ACTにおいて大切にされるのは「言葉の役割」。慢性的なスタッフ不足の医療現場で医師や看護師と患者が言葉が交わすのはせいぜい一日数回。言葉のやりとりでつくられる信頼という文脈で治療を一緒にやっていくのは対照的だ。 戦後日本の精神医療は「隔離」が国是であるといってもよい。見えなくさせることで解決できるわけではない。ACTの試みは精神医療の概念だけでなく、精神疾患を取り巻く社会の認識を転換する試みでもある。戦後医療史の叙述も参考になる。
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ACT(Assertive Community Treatment)の活動の考え方について紹介されています。 精神医療の歴史について、「それが患者さんからみてどんな経験であったか」という視点からも紹介されている、貴重な一冊です。 「ストレングスの視点を持って、リカバリーの考え方...
ACT(Assertive Community Treatment)の活動の考え方について紹介されています。 精神医療の歴史について、「それが患者さんからみてどんな経験であったか」という視点からも紹介されている、貴重な一冊です。 「ストレングスの視点を持って、リカバリーの考え方に基づいて行われる支援」に深い興味を抱きました。 「生活の立て直し」から始まり、その人らしく生きていけるように、ともに歩み支えていくのが支援者の役割である、と受け取りました。 こんな風にできたらいいな、と思いつつ、人件費の確保が気になるところでした。
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