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海の娘が生まれるところ コバルト文庫
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海の娘が生まれるところ コバルト文庫

山本瑤【著】

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海の娘が生まれるところ コバルト文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2012/11/01
JAN 9784086016780

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商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2014/06/02

山本瑶さんの「海の娘が生まれるところ」を読破。 やっとというか、今ごろというか(;^-^) 新刊で買ったのに今まで積ん読状態で、それでもちゃんと読み終えることができました。 この作品は雑誌cobaltで連載されていたもので。 雑誌は定期購読しているけれど、好きなシリーズの...

山本瑶さんの「海の娘が生まれるところ」を読破。 やっとというか、今ごろというか(;^-^) 新刊で買ったのに今まで積ん読状態で、それでもちゃんと読み終えることができました。 この作品は雑誌cobaltで連載されていたもので。 雑誌は定期購読しているけれど、好きなシリーズのしか読んでなくて。 この作品も文庫になって、山本鳥尾さんのイラストに惹かれて買ったようなもので。 恋愛モノでもなく、冒険ファンタジーでもなく。 弟を事故で失った主人公が、弟を生き返らせるために「根の国」へと行くお話でした。 ラノベというレーベルでくくるには惜しいくらいのテーマですね。 と言って、一般文芸に持っていくには、ちとライト感も否めないかな、とも思う。 でもでもなかなか考えさせられるお話でした。 古事記が題材になっていて、そういう知識も少しは頭に入れられましたし。 古事記とか日本書紀とか、古典文学とかも読みたいなー。 菊理媛とか名前は知っていたけれど、どんな人なのか知らなかったしなあ。 なんかもっと詳しく知りたいと思いました。 それにしても―― 蒼子はいったいどちらの殿方を選ぶんだろうとか思ってしまったwww 紫鬼なのか? それともハチ?? 私的においしいのは紫鬼との関係性なのだけれど。 作中でのやりとりで一番親しくしていたのはハチだものなあ。 なにしろハチがスセリヒメに殺されたと思って力を暴走させたりしたし。 ハチが紫鬼に処刑されそうになっているところを庇ったりしたし。 ああ、でも紫鬼と対等に渡り合えてるという表現にも繋がるか。 生と死がメインだったので、恋愛パートはわりとさらっとした感じで終わっちゃって。 っていうか、まさか蒼子がああいう決断を取っていたとは……。 と、ラストを読んでびっくりしました。 てっきり離ればなれになるんだと思っていたから。 いい意味で裏切られたというか、なんというか。 ちょっぴりもの悲しい読後感のある、不思議なお話。 でもおまけの書き下ろしイラストにはほっこりさせられましたwww ハチがかわいいwww 私は「生と死」がテーマの作品は、すごく怖く感じて読めなかったりする。 この作品が今まで積ん読状態だったのも、変に構えてしまっていたからだと思う。 今回読み終えて、泣きそうな、ほっこりするような、そんな感覚を覚えました。 読んでよかったです。 おもしろかったです(*´▽`)

Posted by ブクログ

2013/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

和歌山の旧家出身で、女の子が滅多に産まれない家に生まれた蒼子は、弟が亡くなったことで、ウツになった母との口論後に髪が白くなり、いきなり伸びて、弟を生き返らせるために根の国に向かいます。 案内役のハチも途中で出てくる紫鬼もかっこいいんですけど、蒼子自体が淡々と先に進む子で、ほとんど甘い要素がなかったのが、ちょっと残念。 ハチに嫉妬している紫鬼にちょいニヤくらいでしょうか。 あと、古事記をモチーフにしているからか、出てくる登場人物の名前で、ちょっと「八雲立つ」が読みたくなってしまいました。スセリヒメのイラストが「八雲立つ」の闇己に神様が降りて来たときと似てるような?

Posted by ブクログ

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