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終わる世界のアルバム メディアワークス文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2012/10/25 |
JAN | 9784048911498 |
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商品レビュー
3.2
22件のお客様レビュー
死を前提として了解しなければならない世界にあってもつらく悲しいことなのに、忘れられた者と忘れた者の間に陥ることはおぞましい。平気だと言い聞かせて解離するのはせめてもの防衛だろう。[more] それよりも、陥穽にはまって残渣のごとくありながら、でも忘れられているというのはさらに悲痛...
死を前提として了解しなければならない世界にあってもつらく悲しいことなのに、忘れられた者と忘れた者の間に陥ることはおぞましい。平気だと言い聞かせて解離するのはせめてもの防衛だろう。[more] それよりも、陥穽にはまって残渣のごとくありながら、でも忘れられているというのはさらに悲痛だ。莉子のように忘れてしまうこと、あるいは死して何も考えられなくなってしまうのは救いなのかもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
消えていく人の事を自分1人だけ記憶し続けているのは辛いだろうなと思います。 周りが消えた人の事を認識していなくて、親しい人が居なくなって哀しむ事すら出来ない。忘れていないからこそ哀しいけれど、それを共有出来る相手も居ない。主人公のそんな感情が伝わってくる様でした。 恭子さんや奈月が消えて、哀しむのを我慢せず表に出す様になってるのが良かったのかは分からないですが、忘れられない苦痛が少しでも薄れれば良いと思います。
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情景描写はいいが、物語のボリュームに対して描写が厚すぎる。 ちょっと目に入ったものとか、場面転換ごとにいちいち触れられていたら飽きてくる。 世界観自体が陰鬱だから描写も暗くて、美しいなんて感じることもない。 ずっとストレスフル。 登場人物たちは全然会話を交わさなくて、というかコ...
情景描写はいいが、物語のボリュームに対して描写が厚すぎる。 ちょっと目に入ったものとか、場面転換ごとにいちいち触れられていたら飽きてくる。 世界観自体が陰鬱だから描写も暗くて、美しいなんて感じることもない。 ずっとストレスフル。 登場人物たちは全然会話を交わさなくて、というかコミュニケーションしていない。 思っていたことをいいかけてやっぱりやめる→相手が怒るみたいなことをずっと繰り返していて、ああもうストレス。 こんな状態でどうやって感情移入すればいいのか。 序盤から登場する莉子だけはそこそこキャラが立っていて、この子との物語なのかと思ったら、なんとメインヒロインじゃなかった。 途中出場の奈月が主人公にとって重要な位置を占めているみたいだが、会話もない、主人公とのこれまでの関係性も描かれない。 親の死もあっさり受け入れた様子の主人公が、どうして奈月だけは忘れたくないのかがわからない。 話しかけたら怒る、なのにくっついてくる女。 その理由も明らかにされない。 もうわけがわからない。 正体不明のヒロインに共感できるはずがない。 というか大嫌いだ。 莉子の方がよほど主人公と結びついてないか? 二人を一人の人物として書き直せばましになるかもしれない。 実在する古い音楽をひたすら挙げるのは勘弁してほしい。 数曲程度ならいいが、ことあるごとに何曲も引っ張り出してくるのは反則だ。 物語ではなくて、その音楽の雰囲気で読者を取り込もうとしてるだろ。 解説もなしに知らない話を延々されると飽き飽きする。 こういうやり方をする小説を好きになれたことがない。 物語は終始たった一つの謎を引っ張っていて、なにも明かされないまま終わる。 どうして人が消えるのか? 奈月だけ覚えていられたわけは? 主人公が人の死を悲しまないように制御するきっかけとなった出来事は? 謎のまま終わるのもありだと思うが、それが多すぎると目につく。 致命的なのは、感動を狙っていると思われるのに、盛り上げ方が下手すぎること。 地の文は暗くて淡々としていて、印象的なシーンはないし、主人公の目を通して世界を見るのが嫌になってくる。 一人称小説なのに。 ラストももっとやり方あるはずだ。 最後にDJが奈月との思い出の曲を流すとかそういうベタなのでもいいのに。 起承転結なんてものはない。 起・結これだけ。 最後に根本的な事。 皆で写真持ち合えば誰も消えないんじゃないか?
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