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天球儀の海 Holly Novels
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 蒼竜社 |
発売年月日 | 2012/10/25 |
JAN | 9784883864164 |
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商品レビュー
3.8
22件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
モラトリアムなんて云われる大学生活2年目の夏 時間があるならと、お高い中古に手を出して (再販されたらまたお迎えする所存です) 尾上与一先生 絶版の1945シリーズ一作目 幼い頃に命を助けてくれた資紀の身代わりとして、特攻に行くことを決めた希 胸に抱えた想いが切なかったです... 希が抱えた想いと裏腹に、13年ぶりに再会した資紀の態度は最初から冷たくて、それがまた余計に切なくて 特に中盤以降の態度は酷く、明らかに"何か"あるわけだけどもその真意はわからず そしてついに事件が起きて... 何故そんなことを?希の右手を切断して自分が特攻に行くためっていうのは希の想像にも難くなかったけれど、資紀がそうしたい理由を希は勘違いしてしまって これも資紀がわざと仕向けたんですね... 「大切に想っている希をどうしても特攻に行かせたくないから」なんて後腐れ(?)の残るようなことは言わない わざと恨みを買ってそのまま出征する 事件の日の資紀の態度は、いよいよ決定的に恨まれるための凶行を前にして、最後の最後だけは自分の気持ちに正直にいたかったのかな... それっきり一度も会わないまま迎えた出征の日、勘違いしたままの希にまともに目も合わせてもらえず、資紀はどんな気持ちだったのだろうか 自分で仕向けたことだから本望だったろうとは思いつつ、最期の別れとしてはあまりにも辛すぎる... もし資紀が特攻で死んでいたなら、読者であるこちらの精神も恐らく修復不可能なダメージを受けるところでした そして終戦から何年も経って、とある日 希が営む店の客から、小倉で出会った人がオリオンの干からびた右手を大切に持っているという話を聞いて... なんたる偶然か、運命の再会を果たす二人 このシーンの挿絵を見てから暫く涙が止まりませんでした こんなに嬉しい再会、他にありません で、ここからの幸せっぷりと言ったらもう... 『サイダーと金平糖』では、資紀が希をどれほど気に掛けていたかが分かって思わず笑ってしまいました ハッピーエンドで本当によかった 本当によかったです それにしても そこまでしないと愛を守れない時代 もう二度と来ないことを願わずにはいられません...
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みんみん激推しの尾上さん1945シリーズ。 1作目手に入れました。 旧家・名家は、没落してなくても、その責任は重いようです。 戦況は、日々に厳しくなっていく1945年。日本は、特攻という生還を期さない攻撃に若者を注ぎ込んでいた。 名家成重家には、男子は一人。彼が亡くなってしまえ...
みんみん激推しの尾上さん1945シリーズ。 1作目手に入れました。 旧家・名家は、没落してなくても、その責任は重いようです。 戦況は、日々に厳しくなっていく1945年。日本は、特攻という生還を期さない攻撃に若者を注ぎ込んでいた。 名家成重家には、男子は一人。彼が亡くなってしまえば、家の存続、雇人達の生活が成り行かなくなる。そこで、息子の身代わりに養子を迎え、成重家からの特攻隊員として出征してもらう。家の立場も後継も守ろうという策を立てる。 身代わりを快く引き受ける少年は、幼少時に命を救ってもらった恩がある。加えて、その時からその一人息子に憧れ続けていたのだ。 10年ほど前の作品で、ちょっと強引かな、唐突かな、と思うところありますが、この設定がもう良いです。再販計画中みたいですけど、少し抑えめに変更すれば、BLから一般文芸にいけると思うんです。 頑張ってどこかの文庫形態になってくれると嬉しいです。
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再読につきレビュー この作品は尾上与一先生の代表作であり、第二次世界大戦を舞台にした「1945シリーズ」全7作の第一弾となります。 戦争を舞台にするなど不謹慎だと賛否両論ありますが…感動の一作でございます。 出会いはユキ5才モトノリ9才 学者の息子ユキが夜の海辺で岩に手を挟まれ命が危なかったところを地主のお坊ちゃまモトノリが通りがかり助けたのが運命の出会いとなります。 その日から眉目秀麗なモトノリはユキの憧れの人となり遠くから見つめ続ける日々を送ります。 13年後海軍兵学校に進んだモトノリの為にいつか役に立ちたい一心で海軍飛行予科練習生となったユキにモトノリの家から驚く提案が… その頃戦況は悪くなる一方で航空機特攻、魚雷型特攻機回天という作戦が始まります。モトノリは地主のお坊ちゃんであり跡取り…死なせることはできない。地主の権力でユキを養子縁組してモトノリの身代わりに特攻隊となって欲しいと頼まれます。 モトノリの身代わりとなりお国の為に命を捧げることはユキの喜びであり自分はこの為に生まれたのだと家族の反対を押し切ってモトノリの家に入り特攻の日を待ちながら暮らす事となりました。 すいません…熱くあらすじを語ってしまいました BLですのでここからは興味のある方だけ読んでBLムリな方はレビュースルーしてください笑 これ以上ない程の健気受けユキでございます。 そして日々酷い仕打ちを繰り返す攻めモトノリ… モトノリの気持ちがわからないユキが憔悴していくのが辛い。 後半モトノリのユキにしてきた行動の意味を知りその恐ろしいまでの愛情に涙です。゚(゚´ω`゚)゚。 昭和19年の命を賭けた初恋の物語… すでに絶版のこのシリーズです。 発行元の蒼竜社の勇気にアッパレ! 再読しつつレビューしようと思います…
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