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鉄道が変えた社寺参詣 初詣は鉄道とともに生まれ育った 交通新聞社新書
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鉄道が変えた社寺参詣 初詣は鉄道とともに生まれ育った 交通新聞社新書

平山昇【著】

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鉄道が変えた社寺参詣 初詣は鉄道とともに生まれ育った 交通新聞社新書

定価 ¥880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 交通新聞社
発売年月日 2012/10/13
JAN 9784330325125

鉄道が変えた社寺参詣

¥660

商品レビュー

4.1

12件のお客様レビュー

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2022/06/19

正月の社寺参詣の変遷を、鉄道網の発展から解き明かしている。著者の史料の読み込みがすごい。立派な研究書だと思う。 関東では成田山・川崎大師、関西では伊勢神宮といった郊外の社寺は、複数路線の競合による増便・運賃値下げにより、さらに人気を博したとのこと。競争による市場の創出・拡大がここ...

正月の社寺参詣の変遷を、鉄道網の発展から解き明かしている。著者の史料の読み込みがすごい。立派な研究書だと思う。 関東では成田山・川崎大師、関西では伊勢神宮といった郊外の社寺は、複数路線の競合による増便・運賃値下げにより、さらに人気を博したとのこと。競争による市場の創出・拡大がここまではっきりと現れた事例も珍しいのではないか。

Posted by ブクログ

2022/06/19

初詣が習慣化したのは明治時代中期。それも鉄道会社の戦略! 第1章 「初詣」の誕生 第2章 「何事も競争の世の中なり」 第3章 競争がもたらしたもの(1) 第4章 競争がもたらしたもの(2) 第5章 鉄道と神社の協調と駆け引き 終章 社寺一覧、鉄道会社一覧、参考文献・新聞史料・史料...

初詣が習慣化したのは明治時代中期。それも鉄道会社の戦略! 第1章 「初詣」の誕生 第2章 「何事も競争の世の中なり」 第3章 競争がもたらしたもの(1) 第4章 競争がもたらしたもの(2) 第5章 鉄道と神社の協調と駆け引き 終章 社寺一覧、鉄道会社一覧、参考文献・新聞史料・史料、有り。 江戸時代、江戸からの成田詣は3泊4日の旅だった。 それが明治時代の鉄道路線の誕生により、 日帰りで参拝出来るようになった。 江戸時代は、初縁日に基づく参拝や氏神様、 その年の恵方にあたる社寺への参拝が主であったが、 日曜週休制と年頭三が日の慣習の浸透により、 珍しい鉄道で遠方への旅が可能になり、信心から行楽へ。 集客の見込まれる社寺の近くに路線が敷設され、 それらの複数の鉄道や国鉄による乗客争奪戦により、 「初詣」の臨時列車や運賃割引、サービス向上や直通列車が 登場する。川崎大師、成田山、伊勢神宮などに初詣客が押し寄せ、 大晦日の深夜~元旦の二年参りの終夜運転までも登場。 一方で、旧暦と新暦、普通の参拝客と慣習の人々との狭間で 苦悩する十日戎問題。十日戎プロデュースな鉄道会社と 戸惑う神社との、協調と駆け引きは生々しいものがある。 現在は正月はどこかの神社仏閣にお詣りが当たり前の、 「初詣」が実は新しい行事だったというのに驚きました。 しかも新聞広告や新聞記事を駆使してのPR効果。 実は「除夜の鐘」もラジオが年越し番組の目玉として、 取り上げたことから全国に広まったそうな。 メディア効果も新しい行事を生み出すのに一役買っています。 情報たっぷりな内容は、読み易い文章で分かり易いのも、良い。 面白くて貪るように読んでしまいました。

Posted by ブクログ

2019/01/06

タイトルにあるように鉄道が変えた社寺参拝を論じた一冊。 初詣は鉄道の開通に大きく関わり、産み出された比較的新しい文化であることを知るには良き内容であった。 また、新たな技術が与える文化の変化を知る一例としても興味深い一冊であった。

Posted by ブクログ

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