![ノーベル経済学賞の40年(上) 20世紀経済思想史入門 筑摩選書](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001691/0016912737LL.jpg)
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ノーベル経済学賞の40年(上) 20世紀経済思想史入門 筑摩選書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/10/17 |
JAN | 9784480015563 |
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ノーベル経済学賞の40年(上)
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ノーベル経済学賞の40年(上)
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商品レビュー
4.7
8件のお客様レビュー
ウィットに富んだジョークがいたるところに散りばめられていてすごく面白かったしすごく読みやすかった。アメリカ人のジョークをテレビ番組で鑑賞しようとしてもそれはとても見れたものではないが、こういった種の本でよきタイミングで挿れられると、リズム感のよさとも相まって読書のペースが格段に上...
ウィットに富んだジョークがいたるところに散りばめられていてすごく面白かったしすごく読みやすかった。アメリカ人のジョークをテレビ番組で鑑賞しようとしてもそれはとても見れたものではないが、こういった種の本でよきタイミングで挿れられると、リズム感のよさとも相まって読書のペースが格段に上がる。もしかして日本人の本てつまんなかったのかなとさえ感じてしまった。次何読もうかなと考えていて、クルーグマンの『経済政策を売り歩く人々』とかあったなと思い出すなどした。 この本は全体を通じて、自由主義を信奉する経済学者たちおよび完全市場の前提から社会を数式で表現しようとする経済学者たちの習癖に、一貫して批判的なまなざしを向けている。現代経済学といえども、合理的な経済人を想定できるかどうかや市場は完全かどうかといった論点は、この論点そのものがそうであるように、遡れば(というよりそれそのものだろうが)新古典派とケインズ派の対立に帰結するらしい。もちろん著者は後者を支持する立場なのだろうが、この対立はたぶんずっと解決されないのだろう。右派と左派の対立に近いように思う。 当然ながら本書は(経済ではなく)経済学をある程度学んだあとで読むととても有用である。これまでミクロやマクロの教科書を読む中で目にしてきた学者の名前が出てくるたびに、それだけで胸躍る。しかもこの本はアメリカ人が書いたものだから、例えばトービンのq理論や分離定理でおなじみジェームズ・トービンがイェール大学で教鞭を執っていたとき、教え子の大学院生らはトービンに敬意を表して小文字の「q」がプリントされたTシャツを着ながら授業を受講していた、といったエピソードを披露してくれる。いや、おもろいよ。まあ、少なくともトービンのqが二神マクロとかで出てきてようわからんかった思い出がある人なら興味深く読めるだろう。加えて実践的なところでは、教科書では一見してそこまで明示的に記されることのない新古典派の理論とケインズ派の理論が、本書ではやはり明確に区別されて紹介される。つまり教科書を読んでいて無批判になるほどと受け入れていたある2つのモデルが、じつは理論的に相反するものだったことに気づかされる。これまで自分がいかに精緻な読みをしてこなかったか、反省を促されるのだ。 あと読んでて思ったことでいうとノーベル経済学賞(「ノーベル」は厳密にはつけてはいけないらしい)受賞者たちはみんな優秀すぎること。大学生のときは凡庸だったが修士コースに入り研究職を志すようになってから才能が開花したとかいう記述は一つもない。唯一、第7章で登場するモディリアーニが「数年間は勉強で苦労」したらしい。でも直後にローマ最高の高校に入学したらしいから、その苦労って中学生のときのってことだ。 あと数学はやはり大事。 あと経済学史は意外に大事。
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20世紀以降の経済学の歴史について解説された本で,分野ごとにまとめられており読みやすい。縦書きで数式は少なめ。
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ノーベル経済学賞受賞者を通じて経済学とはを問う本。 受賞者達を評価された研究テーマを元にいくつかのカテゴリに別け、それぞれの人生や研究テーマや学会や世の中に与えた影響を簡潔にまとめた構成。 各受賞者がどういう研究を評価されたのかが凄くわかりやすく、また各人の為人も楽しめる内容で...
ノーベル経済学賞受賞者を通じて経済学とはを問う本。 受賞者達を評価された研究テーマを元にいくつかのカテゴリに別け、それぞれの人生や研究テーマや学会や世の中に与えた影響を簡潔にまとめた構成。 各受賞者がどういう研究を評価されたのかが凄くわかりやすく、また各人の為人も楽しめる内容でした。 第一章の経済学賞の成り立ちやマスコミでの扱われ方も興味深い。 高度に数学的な話を理解してもらうことは難しく、簡潔に述べると一般常識のようにも見えることによる話などは一般の無理解を嘆く面もあれば選考基準が世間とかけ離れている面でもあるので考えさせられる。 全体として数学ゲームと揶揄するべき編重基準や政治的理由の疑いなどへの警鐘の色合いが強い文章ではあるが、経済学賞とは何かを考えるにはとても良い本でした。
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