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ノーベル経済学賞の40年(下) 20世紀経済思想史入門 筑摩選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/10/17 |
JAN | 9784480015570 |
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ノーベル経済学賞の40年(下)
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ノーベル経済学賞の40年(下)
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商品レビュー
4.7
7件のお客様レビュー
20世紀以降の経済学の歴史について解説された本で,分野ごとにまとめられており読みやすい。縦書きで数式は少なめ。
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上巻に引き続き各受賞者達の受賞理由と為人の解説と最後にノーベル経済学賞に対する提言となっている。 受賞した順番ではなく似た評価基準ごとにまとめてあるので体系だてた整理がしやすく受賞理由が理解しやすく、20世紀経済思想史入門のタイトルに相応しい本だと思う。 受賞者の国籍にアメリ...
上巻に引き続き各受賞者達の受賞理由と為人の解説と最後にノーベル経済学賞に対する提言となっている。 受賞した順番ではなく似た評価基準ごとにまとめてあるので体系だてた整理がしやすく受賞理由が理解しやすく、20世紀経済思想史入門のタイトルに相応しい本だと思う。 受賞者の国籍にアメリカが異常に多いこと、市場万能論者・数学ゲームの評価が多いこと、現実社会に好影響を与えたのもあるが瑣末な話も多いこと、評価された理論が受賞後破綻していることがあるなど、経済学賞への評価は懸念をもたれていることもあると思う。数学的理論を簡易に説明できないことが懸念に拍車をかける部分もある。そんな状況をどう捉えるかを考えるにも良い本だと思います。
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模範的な人格者セン、東インド諸島出身のルイス卿、GDPの概念を考えたクズネッツ、不治の病の疑いで運よくソ連を脱出したレオンチェフ、旧社会主義ソ連で苦労したカントロヴィッチ、離婚合意書に賞金分割を書いていたルーカス、統合失調症だった天才数理学者ジョン・ナッシュJr、おたく族の集まり...
模範的な人格者セン、東インド諸島出身のルイス卿、GDPの概念を考えたクズネッツ、不治の病の疑いで運よくソ連を脱出したレオンチェフ、旧社会主義ソ連で苦労したカントロヴィッチ、離婚合意書に賞金分割を書いていたルーカス、統合失調症だった天才数理学者ジョン・ナッシュJr、おたく族の集まりだったゲーム理論のパイオニアたち、など実に人間模様の紹介が楽しい本でした。受賞順ではなく、分野別に記載していることが読み易くしている所以か。最終章の「ノーベル賞再編へ向けて」は経済学の客観性が一般科学と異なるが故の難しさから、例えばサブプライムローン問題を正しく説明できる受賞者がいただろうか!という問題提起は的を得ている。ムハマド・ユヌスは本来あるべき経済学賞が相応しいが、経済学は人間性に関わる学問であるとの主張し、学資ローンにより世界の若者たちの幸福に大きく貢献しているが、経済学賞は受賞できず、平和賞を06年に受賞しているとのこと。皮肉な話である。
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