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「網民」の反乱 ネットは中国を変えるか?
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勉誠出版 |
発売年月日 | 2012/10/12 |
JAN | 9784585230168 |
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「網民」の反乱
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商品レビュー
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Twitterや微博(weibo)で流行したネットスラングとそのきっかけになった事件を紹介した本。 中国では、インターネットは自由にものが言える空間として急速に利用者が増え、ときに政府の決定を覆させるほどのエネルギーを持つ。隠語やパロディで政府を諷刺する(せざるを得ない)中国の...
Twitterや微博(weibo)で流行したネットスラングとそのきっかけになった事件を紹介した本。 中国では、インターネットは自由にものが言える空間として急速に利用者が増え、ときに政府の決定を覆させるほどのエネルギーを持つ。隠語やパロディで政府を諷刺する(せざるを得ない)中国のネット民のユーモアは機知に富んでいて面白い。一方で「人肉捜査」(個人情報の特定)から現実の人身攻撃に発展するなど、加熱しすぎる傾向もある。 以下は印象的だったもの。 「公共知識人(公知)」…政治や社会問題に強い関心と責任感を持ち、勇気をもって発言、行動する知識人。 「河蟹」…「和諧社会」を提唱する当時の国家主席・胡錦涛が安定を維持するために言論を取り締まることを指し、「和諧」と同じ発音の「河蟹」をあてたもの。 「五毛党」…政府に雇われて体制を擁護・賛美するような内容を書き込むスタッフ。投稿ひとつに対して五毛(5角=0.5元)の報酬を得ることからこの名がついた。 また、本書には紹介されてはいないが「高級黒」というのも面白い。以下のリンクで著者の解説が読める。 https://www.toho-shoten.co.jp/chinanet/cn201210.html 上海万博や広州アジア大会を控えた2010年には、包丁を買うのにも身分証明書を提示して実名登録しなければ購入できなかったというのも驚くが、それだけ治安維持に心血を注いでいるという証でもあるだろう。 また、巻末のインタビューで中国のジャーナリスト・安替は、官製の人民日報は主流なメディアではなく、人々が読んでいるのは「南方週末」などに代表される各地の都市で発行させる商業メディアであると言う。 ただし、本書は2012年に出版されているので、現在ではネットを取りまく状況も変わっていることだろう。
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中国のネット用語がよくわかる本である。新聞を読んで中国のネットでわからないことばがあれば、これを読んでみるとよい。本ではなくてネットであればより役に立つと思われる。
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