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昭和戦前期の政党政治 二大政党制はなぜ挫折したのか ちくま新書
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昭和戦前期の政党政治 二大政党制はなぜ挫折したのか ちくま新書

筒井清忠【著】

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昭和戦前期の政党政治 二大政党制はなぜ挫折したのか ちくま新書

定価 ¥990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2012/10/11
JAN 9784480066879

昭和戦前期の政党政治

¥935

商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2024/07/10

政党政治8年間のうち、3党期が3年で2大政党期が5年続いた時期についての考察。なぜ政党政治が続かなかったのかという視点からの考察になっているが、現代でも全く根付かない2大政党制が戦前になぜ5年も続いたのか?という点が気になるところ。 逆に言えば、戦前の続かなかった理由を検証すれば...

政党政治8年間のうち、3党期が3年で2大政党期が5年続いた時期についての考察。なぜ政党政治が続かなかったのかという視点からの考察になっているが、現代でも全く根付かない2大政党制が戦前になぜ5年も続いたのか?という点が気になるところ。 逆に言えば、戦前の続かなかった理由を検証すれば、現代においてはそれらの理由がさらに「強化」されているということになるのかもしれないが。「既存政党批判」の「第3極探し」なんてのは、さらに強まっているようにも思えるし。

Posted by ブクログ

2022/08/24

民主主義への可能性をもっていた政党政治がなぜ崩壊したのか? それは単純に軍部のせいというわけでもなく、政党自身の問題、それを選挙で選んだ人々、マスメディア、そして天皇周辺の勢力のさまざまな動きのなかで生じたこと。 もちろん、背景には世界大恐慌というのがあるわけだけど。 未熟...

民主主義への可能性をもっていた政党政治がなぜ崩壊したのか? それは単純に軍部のせいというわけでもなく、政党自身の問題、それを選挙で選んだ人々、マスメディア、そして天皇周辺の勢力のさまざまな動きのなかで生じたこと。 もちろん、背景には世界大恐慌というのがあるわけだけど。 未熟な政党政治の問題を批判しているうちに、民主主義自体の価値がさがっていって、より純粋に国をよくしようとしている軍部に国民の期待がうごいていく。 そして、そのイメージとして、天皇が使われていき、反対陣営の議論を封じ込めていく。 で、満州事変によって、世論は大喝采をおくり、その勢いをもって、急速に陸軍が政治の中心になってしまうという構造。 う〜ん、これって今でもやっていそう。なんかちょっと暗い気持ちになった。

Posted by ブクログ

2014/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

次の部分が印象的でした。 ロンドン条約時の「統帥権干犯問題」を取り上げて、政党人自らが自らの首を絞めたと主張する人が多く、それは間違いではない。しかし、政治シンボルの操作が最も重要な政治課題となる大衆デモクラシー状況への洞察なしに、そのことだけ問題にしても、現代に生きる反省には結びつかないであろう。

Posted by ブクログ

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