1,800円以上の注文で送料無料

アメリカの越え方 和子・俊輔・良行の抵抗と越境 現代社会学ライブラリー5
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

アメリカの越え方 和子・俊輔・良行の抵抗と越境 現代社会学ライブラリー5

吉見俊哉【著】

追加する に追加する

アメリカの越え方 和子・俊輔・良行の抵抗と越境 現代社会学ライブラリー5

定価 ¥1,320

770 定価より550円(41%)おトク

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 弘文堂
発売年月日 2012/09/28
JAN 9784335501227

アメリカの越え方

¥770

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2013/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

吉見俊哉『アメリカの越え方』弘文堂、読了。東アジア史とは植民地支配に軸を置く「戦時」の歴史だから、米国の覇権(戦前日本も同じ)とのねじれと真正面から格闘するほかない。本書は、アメリカと関わった鶴見「和子・俊輔・良行の抵抗と越境」(副題)の軌跡を辿り未来を構想する。  http://www.koubundou.co.jp/books/pages/50122.html 成長期をアメリカで過ごし、常に内在的に対話を試みた鶴見家の三人の思考を追うことは、アメリカのヘゲモニーを対置するだけでなく、その前身と継続である日本そのものをも問い直すことになる。「アメリカを超える」ことこそアジアの未来を見通すこと。 アメリカの「力」は解放ではないし、温存する天皇制すら対抗する力たり得ないしゴメンだ。和子の近代日本を超える契機の探究は、学の確立への専念よりも、柳田国男を経て南方熊楠へ至り、良行の目は多様な人々の生きるアジアの海へ向かう。 戦中、戦後の連続性をいち早く自覚した俊輔は、帝国日本とアメリカの「支配」を絶えず相対化させてゆく。三人の鶴見の精神史を腑分けする本書は、私たちのアメリカ認識の薄っぺらさを実感させてくれる。良行は殆ど読んでいない。これを機会に手に取りたい。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す