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コバルト・ノベル大賞入選作品集(2) コバルト文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1985/02/01 |
JAN | 9784086107334 |
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コバルト・ノベル大賞入選作品集(2)
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商品レビュー
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第3回入選作 海辺の午後 唯川恵 佳作 サマーグリーン 夏の終わりに 倉本由布 第3回 選を終えて 第4回入選作 眼差 藤本瞳 第4回 選を終えて 選を終えてが、3回、4回とも 赤川次郎 阿木燿子 阿刀田高 眉村卓 赤川次郎が、唯川恵に 「文章の運びやエピソードに精細のある部分も多く、書く力のある人だなと思った」という評価はすごい。唯川恵の作品を70ほど読んできた。赤川次郎同様、読者によって書き分ける力があるというのが実感だった。なぜ、赤川次郎のような力があるのか不思議だった。なるほど新人で登場する際の、評価してもらえた、いわば師匠のようなものなのだ。世代と性別が違うので、新たな境地も開けている訳だ。この話は既読だったので,手に取って読むのを辞めようと思った。今、読んでよかったと思った。日頃の疑問が氷解した。 「無理に結末を作ろうとせず」という助言も言い得ている。唯川恵の作品で、文学的だなと感じたもののかなりの作品が、「無理に結末を作ろうとせず」読者の想像に任せているものである。いい師匠に巡り会えたと思う。 阿木燿子の「もう一歩の突っ込みが足りない」という助言も、その後の作品の中では、十分生かせているように感じている。 阿刀田高の「文章の面で他の作品をはっきり抜いていた。本賞の選考もこれで三回目になるが、これまでの入選作、佳作と比してもこれが一番安心して読める。」ここまで褒められたら発憤しないわけにはいかない。「ただ、何をかきたかったか」いい突っ込みですね。素人小説から玄人小説への脱皮の鍵かも。 眉村卓は、「なんでもないことをさりげなく読ませる」と持ち上げ、「主人公がしんじつなにをいいたいのか」。同じ所を突いている。いい感じで著者に伝わっている気がする。
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