獣と純情 SHY文庫

柊モチヨ(著者)

• 販売会社／発売会社: 大洋図書
• 発売年月日: 2012/10/06
• JAN: 9784813041009

商品レビュー

2012/10/21

ストーリーとしては、悪くないと思う。

ただ、皐をフッた相手が五十嵐家の次男坊ということは、再会する前に読めてくるが、次男坊が結婚しているという設定から、再会後の二人の会話を読むまでは、次男坊が皐をフッた理由は、結婚が決まったからか、あるいは、好きな人ができたからだと思っていた。

それが、「嫌われることが恐くて…」という理由、かつ結婚相手とはその後知り合ったということで、その設定に違和感。

皐が次男坊に振られたのは、五十嵐家に居候するようになる１年前。
居候して再会までは１ヶ月ほど。

ということは、皐と次男坊が別れてからは、まだ１年ちょっと。

その１年ちょっとの間、しばらくは、次男坊も皐を忘れずに苦しんでいたとのことなので、結婚相手との付き合いから結婚までは、１年にもなっていないと思われる。スピード婚？？？

普通ならば、これくらいの期間であれば、「彼女のおかげで吹っ切れて既に結婚している」ではなく、「彼女のおかげでやっと吹っ切れた頃」というくらいの頃では？

また、それに対する皐の心情が「長い時間をかけてようやく友達に…」っていう「長い時間」にも違和感。
１年って、「長い時間」って言えるほど、長い？？？

次男坊を吹っ切ることができたのは、その間爽太がいつも近くにいたからというのは良く分かるけれど、友達と言えるほどに穏やかにできるには、早すぎると思うが…

2012/10/10

攻くんが表題通り純情でかつ獣でわたわたしてるところが可愛くかつかっこよかった。
兄に可愛がられているところも好感が持てます。かっこいい獣だけど。
そりゃほだされますよね。