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文体練習 レーモン・クノー・コレクション7
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 水声社 |
発売年月日 | 2012/10/01 |
JAN | 9784891768676 |
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文体練習
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
文体によって小説の伝わり方や印象が違ってみえる。 混んだバスに乗っていると、奇妙な帽子をかぶった男が、悪態をつきつつ空いた席に座った。その2時間後に広場で、その男をまた見かけた。その男は連れの男といて、服装について話していた。 っていう内容を、100ほどのテーマ・文体で書きわけて...
文体によって小説の伝わり方や印象が違ってみえる。 混んだバスに乗っていると、奇妙な帽子をかぶった男が、悪態をつきつつ空いた席に座った。その2時間後に広場で、その男をまた見かけた。その男は連れの男といて、服装について話していた。 っていう内容を、100ほどのテーマ・文体で書きわけている。 原文がフランス語で、和訳は難しいだろうなぁと思われる部分もあった。 語感や視覚的な面白さもあり、絵本的な楽しみというか、テンポよく読める。 文体がある程度、小説を規定する。ってのを感じた。 坊ちゃんが丁寧語で書かれていたら、小説のもつ勢いは半減するだろうし、逆に、こころがで江戸っ子風に書かれたら、ずいぶんコミカルで軽い印象を受けるだろう。 文体とテーマがかみ合ってないと説得力やリアリティが生まれてこない。 心に響く偉人の名言は、誰が何を言っているのかが重要であって、名も知れぬ人が同じ言葉を使っても届いてはこない。 だから小説家っていうのは、自分のもつ文体を磨いて鍛える必要があるのだろうな。
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声に出して読むとまた面白い。童心に帰ったようになる。フランス語から日本語に訳す際の苦労は、本編に対する解説のページ数の割合が物語っている。フランスでは教科書教材にもなっているそうだが、日本でも例えば文豪の文章を書き換える、という国語の授業中があったら、文法の時間も楽しめるのではな...
声に出して読むとまた面白い。童心に帰ったようになる。フランス語から日本語に訳す際の苦労は、本編に対する解説のページ数の割合が物語っている。フランスでは教科書教材にもなっているそうだが、日本でも例えば文豪の文章を書き換える、という国語の授業中があったら、文法の時間も楽しめるのではないか。
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・99の文からなる短文集 ・99の文はそれぞれ異なるレトリックが用いられている ・創作で様々な文を書く時の参考になりそう
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