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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2012/09/26 |
JAN | 9784041102930 |
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商品レビュー
3.9
15件のお客様レビュー
この小説好きだなぁ。大好きな花村萬月の中でも特に私の好きな感じの物語。『たびを』によく似ていて、主人公が幸司。確か、たびをの主人公も虹児(こうじ)ではなかったか。 この幸司。東大受験のため東京で受験前に1人ホテル暮らしをすることになるのだが、ブラブラ歩いた山谷で出会った男に...
この小説好きだなぁ。大好きな花村萬月の中でも特に私の好きな感じの物語。『たびを』によく似ていて、主人公が幸司。確か、たびをの主人公も虹児(こうじ)ではなかったか。 この幸司。東大受験のため東京で受験前に1人ホテル暮らしをすることになるのだが、ブラブラ歩いた山谷で出会った男に電話番号の紙を渡され、受験中、その紙をなんとなく見ていたらカンニングを疑われ、失格となる。 その瞬間から幸司の人生プランは180度変わることに。山谷で出会って親切を受けた戸賀沢。戸賀沢の突然の死。1人電話番号を渡してきた男を頼って行った京都。出会いは最悪だったが、大親友となった味舌。原発での仕事、沖縄への移住。 次々とやってくる出来事に翻弄されながらもしっかりと成長していく幸司。オドオドしていて自分を持たないような幸司だが、なぜかみんなから好かれ、そういうところも虹児と似ている。言うならば『人たらし』といったところだろうか。最後にはそんな幸司の成長が見られて読者冥利に尽きる。 花村萬月らしく、ノワール的な要素もあるが、これは間違いなく青春小説。素晴らしい物語の中に、作者の意図が、意思がヒシヒシと伝わってくる。
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書店で良く見る作家さんでしたけど、読んだのは初めてでした。なかなかスケールの大きな話を書かれるのですね。四角四面の山さんの成長物語ですが、かなり変化と波乱に富んでます。読後感も良かったです。
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東大だけが大学じゃない。自分が本当に学びたいことかあるなら、何処の大学に行こうが関係ない。自分が学びたいという気持ちが本物なら何処の大学でも学べる筈だ。世の中には、どんな事情にせよ厳しい環境でしか働き口が無い人もたくさんいる。逆に言えば、そういう人達が末端で頑張っているから社会が...
東大だけが大学じゃない。自分が本当に学びたいことかあるなら、何処の大学に行こうが関係ない。自分が学びたいという気持ちが本物なら何処の大学でも学べる筈だ。世の中には、どんな事情にせよ厳しい環境でしか働き口が無い人もたくさんいる。逆に言えば、そういう人達が末端で頑張っているから社会が成り立っているのかも知れない。エリートしか居ない世の中は成り立たないのか?多分色んな人がいるから成り立つのかも知れない。どんな人であろうと社会に貢献しているなら、それでいいんじゃないか。そして、自分がやりたいことがあり、状況が許されるなら置かれる環境にこだわらずそれに向かって進むべきだ。そんなことを思ったりした。
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