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発達の基盤:身体、認知、情動 発達科学ハンドブック4
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発達の基盤:身体、認知、情動 発達科学ハンドブック4

日本発達心理学会【編】, 根ヶ山光一, 仲真紀子【責任編集】

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発達の基盤:身体、認知、情動 発達科学ハンドブック4

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新曜社
発売年月日 2012/09/14
JAN 9784788513020

発達の基盤:身体、認知、情動

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2024/04/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

6章 子供の対話的なコミュニケーションが子供たちのなかでどう行われるのか、それによってその子はどういう扱いを受けるのか、親子の会話が北米とアジアでどう違うのか、まじで面白かったー!!!!! あと子供にとって読むことや、話すことよりも「書くこと」ははるかに負担が大きいということは心に留めておきたいと思った。 『4歳児でも,子ども同士の会話を実際に分析すると,その半分以上が相手の発話と関連しない独り言であり(Schober-Peterson&Johnson,1991),形式的に発話の順番が交代できるやうになっても,相手の発話の内容に応じて会話を展開することは容易ではない。』 7章 あいかわらずよかった… 姿勢大切すぎる…!自尊感情にまで響くのか… ちなみに姿勢に関してはまだよく分かってないこと多いけどとりあえず少なくとも7歳までたくさん歩けってことらしい。 8章 現代、発達障害にめちゃくちゃ焦点あてられてるけど、その他の精神疾患の好発期は思春期。これはつまり精神疾患は脳発達と深く関連していることで、なんとなく我々は「それは心の問題でしょう」とか思ってるけどそうではない…しかも統合失調症は100人に1人の割合で身近なもの。よく子どもを観察したい。困りごとがあればすぐ相談できる環境作り。 へぇ自閉症患者は健常者よりも脳体積が大きいという報告もあるんだ。そもそも子どもの頃からシナプス形成が過多ならそりゃ情報処理も大変だよね… 17章 道徳について、3つのタイプがあって ①自律性(自由、権利、害、正義) ②コミュニティ(義務、集団の全体性) ③神聖性(純粋さ、高潔さ) があると知って、おそらく私は①で夫が②なので話が噛み合わないことも多いんだろうなと妙に納得スッキリした。 19章 発達障害と認知:読み書きの困難 古代では読み書きは限られた人たちのものであった。日本で言えば読み書きの習得が義務になったのはここ100年ほどのはなし。読み書きは脳の諸機能を総動員 する作業である。 20章 妊婦・胎児間, 祖父母・孫間等におけるアタッチメント関係 ・ヒトの子は生理的早産なので未熟にうまれ、手間がかかるので、母親だけでなく父親も養育に関わる。 ・アタッチメント(愛着)は繁殖方略のひとつとして捉えられるが、誤解や混乱を招いてある。 ・超音波の写真って意味あるんだね。→妊婦は胎児の状態を知ることで不安が減少し、主観的な愛着が増すことがわかっている ・シングル家庭やステップファミリー、親が未成年の場合は祖父母が養育に関わると情動発達にプラスの影響がある 21章 子どもを育てる家族における多者的関係 ・両親が「育てる者どうし」として協働的なのか、それとも反発的・対抗的なのかを、子どもは認知的・情緒的に感じとる ・夫婦関係のスコアが低くても、CR(コペアレンティング・リレーションシップ)自体が協働的であれば、子どもは問題行動をあらわしにくい ・兄弟姉妹がいる場合、親からの肯定的な関わりがきょうだいの場合と比較して少なく、否定的な関わりを相対的に多く受けている子どもは自尊感情が低く、抑うつ傾向や攻撃性が高い。 22章 母子間コミュニケーションにおける音楽性 ・聴覚システムは受精後6ヶ月ですでに機能している ・生後間も無く乳児は音を1半音単位で聞き分けることができる ・テンポについても大人とほぼ同じ精度で拍感覚600㍉秒のずれを弁別できる ・音楽的要素の強いマザリーズや赤ちゃんことば、ポジティブな感情がこめられた話し声の方が、乳児は強い関心を示す ・↑の話し声は乳児の認知能力を促進する ・音楽トレーニングは長期的な別分野への効果が確認されている。例えば1年間の音楽レッスンを受けた7歳児は、韻律から話者の感情をより正確に弁別できるようになる(そのほかにも様々な認知能力を高める)(対比は非音楽トレーニング) ・1日に2回、週5日の音楽トレーニングをした4〜6歳児は言語能力だけでなく、計画を立てる、順序立てるなど高度の認知機能と目標を設定遂行するための実行機能の有意な上昇を示していた ・脳損傷のあとの回復を高めることや、ストレス値を下げることもわかっている

Posted by ブクログ