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和牛詐欺 人を騙す犯罪はなぜなくならないのか
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和牛詐欺 人を騙す犯罪はなぜなくならないのか

斉藤友彦【著】

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和牛詐欺 人を騙す犯罪はなぜなくならないのか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/09/14
JAN 9784062179768

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和牛詐欺

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商品レビュー

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2018/10/14

騙す騙さない以前に、そもそも投資先としてNG。よくわからないものに投資をしてはいけません。 本書のテーマとなっている和牛商法は、投資者が出資金を出して繁殖牛のオーナーとなり、生まれた子牛を出荷して得られた利益を配当金として投資者に還元する、という投資手法だ。 和牛商法の先駆け...

騙す騙さない以前に、そもそも投資先としてNG。よくわからないものに投資をしてはいけません。 本書のテーマとなっている和牛商法は、投資者が出資金を出して繁殖牛のオーナーとなり、生まれた子牛を出荷して得られた利益を配当金として投資者に還元する、という投資手法だ。 和牛商法の先駆け的存在である安愚楽牧場は、最終的に4200億円の負債を残し破綻した。 和牛14万頭を要したビジネスモデルは、最終的には新規オーナーからの預託金を配当に回すという自転車操業に陥っており、つまり経営者側はビジネスモデルが成り立たないことがわかっていながら、オーナーを募る詐欺となっていたのである。 本書は、和牛商法の当初から胡散臭さを感じていた著者氏が、破綻してからその真相に暴きにかかる、後出しじゃんけ、、、じゃない、事後検証をする一冊。 本書でもなんども指摘しているように、確かに安愚楽牧場に限って言えば、間違いなく詐欺だ。 ただし、畜産的観点からよくよく見てみれば、そもそもこんなビジネスモデルが成り立たないことはわかる。 本書で紹介されている安愚楽牧場の投資コースの例として、 100万円を払って牛3分の1頭分のオーナーになり、4年間、毎年38,000円の配当を得られるというものがある。 つまり、1年間で牛1頭あたり114,000円配当が支払われる。 一方で、農林水産省の統計では、黒毛和牛の子牛の1頭あたりの販売価格が784,652円であるのに対し、投入コストは604,730円(それぞれ平成29年度の平均)。 つまり子牛1頭を育てて、売って得られる利益は78万4千円ー60万5千円=179,000円といったところだ。 利益の3分の2が配当として持っていいかれて、そもそもの畜産経営が成り立つわけはない。 詐欺にあってしまった出資者さんは大変お気の毒だし、詐欺をやった安愚楽牧場は確かに悪い。 でもその前に、よく調べて投資先を選びましょう、っていう教訓を教えてくれる一冊です。

Posted by ブクログ

2017/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012年刊行。共同通信の記者が、安愚楽牧場、ふるさと牧場事件をレポートしたもの。「あふれる詐欺被害事件」「現代の詐欺事件は生命犯罪(殺人罪等)に近い」というフレーズが全てを物語る。実態に迫った良質のレポートといえる。

Posted by ブクログ

2012/11/05

先日ニュースになったばかりの和牛オーナー商法、安愚楽牧場の詐欺商法及び同業のふるさと牧場事件に関する本。とは言え、詐欺商法はかねてから噂されておりそれが本当に詐欺であった事が明らかになったと言うだけのことで特に目新しさは無い。 著者は共同通信の記者で、自ら安愚楽牧場の記事を書く...

先日ニュースになったばかりの和牛オーナー商法、安愚楽牧場の詐欺商法及び同業のふるさと牧場事件に関する本。とは言え、詐欺商法はかねてから噂されておりそれが本当に詐欺であった事が明らかになったと言うだけのことで特に目新しさは無い。 著者は共同通信の記者で、自ら安愚楽牧場の記事を書くことでその実態を世に明らかにし、そして倒産へと追い詰めたわけであるが本書ではその取材の過程や詐欺と判断するに至った経緯等を改めて纏めたものである。また本書の後半はその詐欺商法摘発の前例ともいうべき「ふるさと牧場」の取材過程や顛末も改めて回顧されている。 が、しかし一方でふるさと牧場事件で和牛オーナー商法が話題になった際になぜ同業であり最大規模の安愚楽に関していま一歩突っ込んだ調査・報道がなされなかったのだろうかという疑問も湧いてくる。本書で記者自身が多忙にかまけて、と簡単に記しているが「えっ、そんな理由?」というものだしそれを書く純朴さにはやや鼻白む感も無きにしもあらず。 そもそも牛農家(または養豚・養鶏農家も)が過去そして現在も販売価格低下で苦しんでいるのを知っているのであれば、何故にして和牛オーナー商法だけが世の中の趨勢に反して安定的に配当を生む利益を出すことが確約できるのか素朴な疑問を持つべきであろう。 マルチ商法で一度味を占めた奴は一つの事業を潰しても次々と形を変えてマルチ商法を繰り返すという例が多いとは言うが、本当の悪い奴=頭の良い奴は本件が明るみに出る前には安愚楽牧場から大金を摘んで逃げ切っているということのようだ。人知れずまたどこかで詐欺商法を企んでいるのかも知れない。

Posted by ブクログ

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