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IT分野のためのP2Mプロジェクト&プログラムマネジメントハンドブック
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本能率協会マネジメントセンター |
発売年月日 | 2012/09/11 |
JAN | 9784820747963 |
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IT分野のためのP2Mプロジェクト&プログラムマネジメントハンドブック
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P2Mについての説明とその事例が書かれた本。 P2Mとは、PMBOKよりも考える範囲を広げた考え方で、 具体的には「戦略立案」「運用サービスの安定化」も 考慮してプロジェクトを進めていきましょうという考え方。 考え方のプロセス等を確立しておくことは大切だと思うが、 この本の問題...
P2Mについての説明とその事例が書かれた本。 P2Mとは、PMBOKよりも考える範囲を広げた考え方で、 具体的には「戦略立案」「運用サービスの安定化」も 考慮してプロジェクトを進めていきましょうという考え方。 考え方のプロセス等を確立しておくことは大切だと思うが、 この本の問題は、 事例を読んでも何を言っているかイマイチ分からない 誤字脱字が多すぎて、読みづらい というところ。 特に事例は、P2Mを適用したということくらいで、 そんなのP2Mの内容説明の部分読めば十分。 具体的に適用するにあたって何に苦労したのかとか、 そういった内容があって初めて事例といえるのに、 P2Mの内容を何度も何度も書くのはいかがなものか? 事例ではなく、コラムに書いてあった内容のほうが、 イメージしやすく非常にわかりやすかっただけに、 非常にもったいない書籍だなと思いました。 【勉強になったこと】 ・P2Mは経営視点からITプロジェクトを見るための手法。 とにかく最初に取り組むことは現状把握のための、 現状の具体化=可視化。そのために取得しなければ ならない情報を明確にし、必要に応じてインタビューも 行うことが大切。 ・P2Mでは全体最適を目指すことが重要なので、 思考力、行動力、人間力のすべてが求められる。 ・プログラムマネジメントとは、P2Mが世界で初めて 取り入れた考え方で、「組織の中長期的目的・戦略を 達成するために、全体最適の観点から複数のプロジェクト 間の整合性を確保しつつ個別プロジェクトを成功に導き、 組織全体の最適化を果たす」ことを目指している。 ・業務改革において、業務の見える化を行うことは必須。 現状を理解してからアクションを起こさないと、 結局は宝の持ちぐされで終わってしまう。 ・中小企業はニッチな分野を手がけることが多いため、 弱みを克服するより強みをより強化する施策を打った ほうが施策実行にかかる負担は少ない。 致命的な弱みか否か、弱みを代替する手段はないか といった考え方で十分。 ・運用フェーズにて散見されるのは、 マニュアル、手順書が整備されていない マニュアル・手順書が正しいかどうかが不明 といった内容。 これらに対してシステム導入時に意識的に取り組まないと、 運用開始後にいろんなトラブルが発生してしまう。 ・P2Mは「スキームモデル」「システムモデル」 「サービスモデル」にライフサイクルを分割して、 それぞれに対してどのようにアプローチすればよいか をまとめた知識体系。 ・スキームモデルはいわゆる企画立案といった超上流の ことを指しており、特に重要視しているマネジメントは 以下の4つ。 ①ミッションプロファイリング 現状の姿からあるべき姿を描き、プログラムミッション を定義する。また、ミッション達成までのシナリオ案を 作成する。 ②プログラム戦略マネジメント 競合環境/自社の強み弱みの分析を行い、より実現性の 高いシナリオを策定する。また、シナリオ実現に向けた プロジェクトの優先順位を定義する。 ③アーキテクチャマネジメント シナリオ実現のためのプロジェクトを定義する。 その際、プロジェクト間が疎となるように留意する。 これにより、外部環境に応じてプロジェクトの変更や 優先順位の入れ替え等がやりやすくなる。 ②、③は行ったり来たりしてやるもので、 一通りの検討が終わったら構想計画文書としてまとめる。 ④アセスメントマネジメント プロジェクト実行における振り返りや効果測定を行う ための評価軸や採点方法といった評価基準を定義する。 ・組織戦略策定プロセス 企業理念・使命 → 経営要求の確認 → 経営環境分析 → あるべき姿と経営課題 → 事業領域の設定 → 事業戦略策定 → 事業戦略計画書 → IT戦略策定 → IT戦略計画書 → 仕組み構築
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超上流工程から運用まで、目標に向けて複数のプロジェクトを束で管理…お客さんとの信頼と協力も必要で、すごい難易度高そう。でも大規模で複雑化していく中ではこういう考えって必要かも。
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