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原田マハ【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2012/09/14
JAN 9784198634711

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商品レビュー

4

228件のお客様レビュー

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2024/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初にこれだけは言わせてください。カバーのイラストは間違ってるでしょ! マーサおばあちゃんがこだわった「普通じゃない田んぼ」は、稲も雑草も共生する田んぼ。機械を入れずに手作業で田植えをし、草を取り、収穫まですごおく手間がかかる、でもそれを村総出で応援する……それが本書の感動ポイントのひとつなのにこんな普通の田んぼをカバーイラストにしちゃうなんて。まあ構図としては魅力的だし、田んぼと聞いて多くの人がイメージするのはこの形だから本の訴求力としては間違っていないと思うんだけど……。 私も祖父母のお田植え・稲刈りを子どもの頃手伝っていて(蓼科ではないけど、祖父母のうちも信州)、マーサおばあちゃんの米作りはすごい覚悟だなあとしみじみ感じたからこそ引っかかるのかもしれません。 肝心のストーリーですが、綺麗事を綺麗にまとめていらっしゃるのはさすがです。田舎の古民家生活も認知症の自宅介護もこんな綺麗なもんじゃないぞーと思いつつ、それでも心を動かされる。そして東山魁夷の「緑響く」が最後効いてくるのもさすが原田マハさんという感じ。 収穫したてのお米で作ったおにぎり、おいしいだろうなあ。日本人にとってのお米って、単なる食物ではないんですよね。

Posted by ブクログ

2024/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学生で壮絶ないじめにあった東京在住の主人公は、その日を境にずっとひきこもってしまった。 小学生の頃に両親が離婚して、母親が2人分の生活費を稼いでいた。 しかし ある日、主人公に引きこもりを辞めてほしくて主人公の母親は、家出した。 主人公は捨てられたと思ったが、母親が残した年賀状を頼りに、離婚した父親の母親(主人公の祖母)に会いに電車で長野へ行った。 祖母は認知症で、主人公のことは分からなかったが、地区の人と一緒に祖母が嫁いだ時から行っている昔ながらの手作業米作りを1年やり、主人公の母親との関係も良好になり とても成長するという物語だった。 農家の人達は、想像以上に苦労して作っていることを知り、感謝して食べようと思った。

Posted by ブクログ

2024/07/02

【あらすじ】 ひどい虐めがきっかけで引きこもりとなった主人公の麻生人生、24歳。 ある日、母子家庭で働き詰めの人生の母は、置き手紙をして人生の元から居なくなる。 手紙に記された年賀状を頼りに、人生は母の別れた夫の故郷 蓼科を目指す。携帯電話でしか世の中と繋がって来なかった人生を待...

【あらすじ】 ひどい虐めがきっかけで引きこもりとなった主人公の麻生人生、24歳。 ある日、母子家庭で働き詰めの人生の母は、置き手紙をして人生の元から居なくなる。 手紙に記された年賀状を頼りに、人生は母の別れた夫の故郷 蓼科を目指す。携帯電話でしか世の中と繋がって来なかった人生を待ち受けるものとは?そして年賀状に隠された秘密とは? 【感想】 人生を取り巻く環境があまりに過酷で理不尽で読むのが辛いほどだった。 理由なき虐めに始まり、不登校、中退、失業、引きこもり、そして母と子たった二人の家族が徐々にすれ違っていく・・ 生きる気力を無くした息子に、悩み苦しむ母を想像すると、更に胸が締め付けられる思いだった。 そして人生が向かった父の故郷 蓼科。 幼き頃の思い出にいたマーサばあちゃんは、認知症が出始めていて、人生のことが分からない。 更に、つぼみと名乗るマーサばあちゃんの孫だという座敷童のような風貌の女の子。 むむっ?誰だ、父の隠し子か? まさか、オレオレ詐欺的な・・・ 米づくりの農業体験という物語の主軸の中でも、つぼみを始めとして、久米食堂の志乃さん、仕事で知り合った田端さん、その息子の純平・・と、 人生を取り巻く人の輪がどんどん広がっていく。 マーサばあちゃんの人脈がもたらしてくれるこの変化球が、物語に深みを与えてくれるので、読み飽きるどころか、読み進めるにつれどんどん面白くなる。前半の鬱屈した雰囲気が、後半は晴れやかに澄み渡るような感覚になった。 そして、マーサばあちゃんを、徐々に自分の母親と重ねていく人生。 昔ながらの米づくりで、自分の中の生きる力を取り戻していくラストは、涙腺がゆるみっぱなしだった。その上、気になっていた部分を丁寧に納得の行く形で描かれていて大満足の読後感だった。 読みながら、私も久しぶりに母の故郷の田園風景を思い出した。 母方の祖母は働き者で常に腰が曲がっていたが、いつも家にはおらず、離れの納屋や、畑や田んぼに出ていた。 そして孫が興味を持つと何でも体験させてくれた。 農作物の収穫のお手伝いに、しめ縄作り、柏餅づくりに稲荷寿司づくり、常に人のため家族のために働く祖母に興味津々で、くっ付いて廻ったのを覚えている。高齢で腰も曲がって真っ直ぐには立てないのに、誰よりも生命力溢れる祖母で、色んな話をしてくれた。 今思えば、なんと貴重でありがたい体験をさせてもらっていたのだろうと思う。勉強以外の大切なことを本当にたくさん学ばせてもらった。 今は便利な世の中で、欲しいものは何でも直ぐに手に入る時代になった。それだけに、作る喜び、育てる喜び、生きる喜び、人間だけでなく植物も生物もみな共に生きているという、すごく当たり前なことにも、少し鈍感になっているのかもしれない。 日本人の主食であるお米、そのお米を稀少な昔ながらの製法で作るという、なんだか日本人の心の芯に温かく沁み入るような作品だった。 そして、一つ一つ選び抜かれた言葉を大切に届けてくれるフレーズが至る所にあり、そのバランスとセンスの良さに脱帽だった。 ほんと何度ウルウルすれば良いのやらです。笑 あらゆる方にオススメしたい作品だった。 特に自信をなくしたり、気持ちが落ち込みそうな時にこそ読んで欲しい一冊。 【印象的だったフレーズ】 仲直りするとっておきの方法教えてあげるわ。 それはね、とっても簡単なこと。先に謝っちゃうのよ。 そしてね。お礼を言うの。ありがとうって。 怒らせて、ごめんね。怒ってくれて、ありがとう。 凍える冬。 水温む春。 灼熱の夏。 豊穣の秋。 巡る季節。 草木のそよぎ、花々の目覚め。 小鳥のさえずり、虫たちのうごめき。 おおらかにたたずむ八ヶ岳の峰々。 美しい場所。ふるさと、蓼科。 命の味がした。 自然と人との、命の味が。 自然に備わっている生き物としての本能、その力を信じること。すなわち、生きる力、生きることをやめない力を信じること。「お米の力」と言う言葉を、「人間の力」という言葉に置き換えてみる。すると、それは「自分の力」という言葉になる。自分の力を信じて、とことん付き合ってあげなさい。自分自身に・・・

Posted by ブクログ

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