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四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日
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四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日

石塚健司【著】

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四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/09/10
JAN 9784062178846

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商品レビュー

4.4

13件のお客様レビュー

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2017/06/18

 銀行を辞めて中小企業のコンサルタントになった男が、粉飾決算によって不正に銀行から融資を受けたとみなされ、顧客と共に詐欺で東京地検特捜部に逮捕される。  本書は「会社を立て直す為に必死で働いていた社長とコンサルタントが、特捜部のメンツのために突然逮捕されることになった」という筋...

 銀行を辞めて中小企業のコンサルタントになった男が、粉飾決算によって不正に銀行から融資を受けたとみなされ、顧客と共に詐欺で東京地検特捜部に逮捕される。  本書は「会社を立て直す為に必死で働いていた社長とコンサルタントが、特捜部のメンツのために突然逮捕されることになった」という筋でこの事件を紹介している。同時に、彼らの姿を通じて日本の中小企業の社長たちが置かれている状況に光を当てる。  彼らが粉飾決算をしていたこと自体は事実で、両人ともあっさり認めている。しかしそれは銀行を騙すつもりで行ったことではなく、あくまでも再生するためのテクニックであり、特捜部が手がけるような悪質なものではないというのが彼らの主張だ。  私自身は経営者ではなく気楽なサラリーマンなので、粉飾決算が実際どの程度の問題かピンと来ない。本書からのイメージとしては、車のちょっとしたスピード違反や駐車違反など青切符レベルのことに思われる。  政治家や大企業など巨悪に立ち向かうのが本務であるはずの東京地検特捜部が出張ってくる事件ではない、という著者の主張はなんとなく共感できる。とは言え、軽微といえども犯罪は犯罪という見方も当然可能だ。意見が別れるだろう。  現在まだ裁判が続いている事件なので結末は分からない。注視したいと思う。

Posted by ブクログ

2013/05/04

『粉飾』に引き続き読んだ本書であるが、検察の役割と銀行を含めた金融のありかたについて、改めて考えさせられた。 主任検事の描いたシナリオに沿って行われる捜査、途中で間違いに気づいても引き返せない体質、捜査能力低下により本当に糾弾すべき大企業等への不正については及び腰になる実態。巨...

『粉飾』に引き続き読んだ本書であるが、検察の役割と銀行を含めた金融のありかたについて、改めて考えさせられた。 主任検事の描いたシナリオに沿って行われる捜査、途中で間違いに気づいても引き返せない体質、捜査能力低下により本当に糾弾すべき大企業等への不正については及び腰になる実態。巨悪に立ち向かう「かつてのヒーロー」は随分と変容してしまったが、相変わらず強大な権限だけは持ち続けている。その権限をどこに、どのように使うのかを再考すべき時期にきていると感じた。もはや権限を適正に使えないのであれば、素直に返上すべきなのかもしれない。 一方、銀行は企業経営の実情や経営者の人となりを調査せず、単に数字のみで融資可否を判断していく。企業の成長と発展を金融面からサポートするという崇高な役割は完全に過去のものとなってしまった。 マニュアルに沿って融資判断をする限り、個人の責任は問われないし、お役所にも文句は言われない。融資先がどんなに困っても、自分の銀行が経営危機になっても、マニュアルに従ってさえいれば、申し開きが立つ。そして、責任転嫁やアリバイ作りのための膨大な資料作りに労力が割かれることになる。これではもはや経営とは言えない。 もちろん粉飾は悪であり、粉飾を行った中小企業、粉飾を指南したコンサルタントには罪がある。しかし、本当に是正すべきは、現在の不適切な金融システムとそのシステムの中で凝り固まってしまった銀行経営にある。これを打破しない限り日本の将来は暗い。

Posted by ブクログ

2013/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 粉飾決算をする中小企業の経営者と、それを助けるコンサルタント。彼らが特捜検察に詐欺罪で起訴され、有罪となるまでの話。普通に考えると、当たり前の話だが、「検察が会社を踏み潰した日」というタイトルにあるように、著者はそれに批判的だ。  多くの中小企業は大なり小なり粉飾決算をやっている。銀行は数字だけを見て金を貸し、個別の企業の事情を考慮しないから、そうせざるを得ない。彼らは決して銀行を騙す意図はなく、必ず返すつもりでいる(例外もいるが)。そのような中小企業を起訴し、倒産に追いやるのが検察の役目だろうか?、と。  中小企業の窮状は理解できたが、それを救うのは政策の問題ではないだろうか?。検察が自己の描いた主張を曲げず、被疑者・被告人を捜査し起訴したことを批判しているが、それはお門違いの気がする。  ただ、検察官には諸般の事情を考慮して起訴するかどうかと決める権限があるので(起訴独占主義・起訴便宜主義)、その観点からすると、特捜検察が扱う事件であったかどうかは疑問が残った。 なお、この本で主人公となったコンサルタントが自ら書いた本、「粉飾 特捜に狙われた元銀行員の告白 」も出ているので、本人の弁も読んでみたい。

Posted by ブクログ

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