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万葉集にいきる筑波山 桜水双書1
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万葉集にいきる筑波山 桜水双書1

宮本千代子【著】

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万葉集にいきる筑波山 桜水双書1

定価 ¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 常陽新聞新社出版局/新幹社
発売年月日 2012/08/24
JAN 9784884007010

万葉集にいきる筑波山

¥110

商品レビュー

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2022/06/12

読みにくかったし、解説が保守的だなと思ったけれど、それを差し引いてもおもしろかった。 筑波山をめぐる奈良時代の人々の悲喜こもごも。彼らがどれほど楽しい気持ちでいたか、いきいきと想像することができる。 筑波の嶺ろに月立ちし夜は多(さはだ)なりのをまた寝てむかも  ー生理がきたか...

読みにくかったし、解説が保守的だなと思ったけれど、それを差し引いてもおもしろかった。 筑波山をめぐる奈良時代の人々の悲喜こもごも。彼らがどれほど楽しい気持ちでいたか、いきいきと想像することができる。 筑波の嶺ろに月立ちし夜は多(さはだ)なりのをまた寝てむかも  ー生理がきたからできなかった。こんどにしよう。 筑波嶺のさ百合の花の夜床にも愛(かな)しけ妹そ昼も愛しけ  ー筑波にさく百合みたいに、夜かわいい妻は、昼もかわいい 歌垣:農産物の豊穣を祝って行う性的解放の儀式→歌のかけあいによって相手を選ぶ (誰と寝ても良い) 衣手(ころもで) 常陸(ひたち)の国の 二(ふた)並ぶ 筑波の山を 見まく欲り 君来ませりと 暑けくに 汗かき嘆(なげ)げ 木の根取り うそぶき登り 峰の上を 君に見すれば 男神(をかみ)も 許したまひ 女神(めかみ)も ちはひたまひて 時となく 雲居(くもゐ)雨降る 筑波嶺(つくはね)を さやに照らして いふかりし 国のまほらを つばらかに 示したまへば 嬉(うれ)しみと 紐(ひも)の緒(を)解きて 家のごと 解けてぞ遊ぶ うち靡(なび)く 春見ましゆは 夏草の 茂くはあれど 今日の楽しさ 意味 常陸(ひたち)の国の二峰の筑波の山を見たいと、君がおっしゃるので、暑いのに汗をかきながら木の根をつかんで、激しく息をしながら登って、頂上を君にお見せしたら、男神もお許しになって、女神もお助けくださり、いつもは雲がかかって雨が降る筑波嶺(つくはね)をすっきりと照らして、はっきりとしなかった優れた国の地を細かに見せてくださったので、うれしくて紐を解いて家に居るようにくつろいで遊ばれ、春に見るよりは、夏草が生い茂ってはいるけれど、今日は本当に楽しいです。

Posted by ブクログ

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