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ラオスの山からやってきた モンの民話
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 地方小出版流通センター |
発売年月日 | 2012/10/01 |
JAN | 9784990258122 |
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ラオスの山からやってきた モンの民話
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ラオスの山に暮らす少数民族、モンの人たちが口伝えに語る民話の聞き取り。 いつの話なのかはわからない。最近できた話かもしれないし、ずっと昔のものなのかもしれない。 合間には著者による解説が入る。 お話には東欧の民話なんかにも感じるナマっぽさがある。 生々しいではなく、絵本用に加工...
ラオスの山に暮らす少数民族、モンの人たちが口伝えに語る民話の聞き取り。 いつの話なのかはわからない。最近できた話かもしれないし、ずっと昔のものなのかもしれない。 合間には著者による解説が入る。 お話には東欧の民話なんかにも感じるナマっぽさがある。 生々しいではなく、絵本用に加工した可愛らしいお話じゃないという意味。 これはやっぱり「お話」というより「語り」。 教訓やオチがあるわけでもなく淡々と流れていく。 知っているような気がするものがいくつかある。 中国のシンデレラににていたり、日本昔話で読んだものだったり。 たとえば最初の「みなしごとサル」は、サルに牛の死体と間違えられたみなしごが、牛へのお供えの富をてにいれる。それをまねた兄は失敗する、という話。 私はこれを「みなしご・牛の死体」のかわりに「じじい・お地蔵さん」で読んだ。多分「さるじぞう」 つながりが見えると親近感を覚える。 ちょこちょこ入る語り手や村人の写真の表情がすごくいい。 みんな人相がいいんだけどそれだけじゃなくて、きっと本当に仲良くなって撮ったんだろう。子供が自然に笑ってる。 表紙の刺繍は、集めた語りを刺繍で本にしたもの。 「図書館は国境をこえる」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4876525137で作られる過程を知ることができる。 これぜんぶ見たいなあ。 山を降りた語り手のエピソードは、これを先進国の人がどうこういうのは傲慢だと思うけれども悲しい。 「シチリアを征服したクマの物語」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4834001423みたいだ。
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